これ絶対、予告編を失敗していると思う。
しょうもないメロドラマにしか見えない。

その一方、監督は「イミテーション・ゲーム」のモルテン・ティルドゥム、脚本は「プロメテウス」「ドクター・ストレンジ」のジョン・スペイツなので、良い意味で期待を裏切ってくれるかもしれないと思いながら劇場へ。

結果、この予告は物凄くイマイチだと思う。
宇宙船で90年も予定より早く冬眠から目覚めてしまった男女の恋愛みたいな描き方をしていますが。

舞台は近未来、新たな居住地を求め、乗客5,000人を乗せたアヴァロン号。
目的地の惑星までの所要時間は120年。
ところが隕石の衝突によるシステムトラブルで、一人だけ予定より90年も早く冬眠から目覚めてしまったジム。
彼はエンジニアなので、あらゆる手段を試みるも、解決方法は見付からず。
皆が目覚める前に、自分の寿命は尽きてしまう・・・。

そのような状況で、ジムは1年と3週間、狂わずに頑張ってきたのですよ。
そんな時に、冬眠中の乗客の中に、ずっと憧れていた女性作家のオーロラがいたのですよ。
そしてマニュアルの中に、冬眠から目覚めさせる方法が載っていたのですよ。

あなたならどうしますか?

ジムは葛藤して葛藤して葛藤して、遂にオーロラを目覚めさせてしまいます。
(もちろん故意に起こしたことは言わず。)

で、二人はやがて恋人同士になるのですが、ある日、ジムがオーロラを故意に目覚めさせたことがバレちゃうんですね。

どうするよ、どうするよ、どうするよー。
こんな状態で死ぬまで宇宙船で二人っきりって、地獄じゃない??

で、どうなるかは劇場でご確認ください。

こういう作品を観るといつも思うんだけど、文系の私は一瞬で死んじゃうんだろうな。


3.5点
http://www.passenger-movie.jp/