舞台は1979年の南カリフォルニア。
15歳の息子ジェイミーの教育に頭を悩ませていたシングルマザーのドロシアは、下宿人のパンクな写真家のアビーと、近所に暮らすジェイミーの幼なじみジュリーに、彼の指南役になって欲しいと依頼する。

彼らのひと夏を描いた映画で、日々の日常が綴られており、ストーリーらしいストーリーはありません。
なんですが、画面に引き込まれます。

とにかくドロシアを演じたアネット・ベニングの演技が素晴らしい。
自立した、そして自由奔放でありながらも、思春期の息子に悩み翻弄される姿を、とても魅力的に、リアルに演じています。

舞台が70年代の終わりというのも特長的。
パンク、ニューウェイブ、女性解放運動(ウーマンリブ)。

ドロシアは55歳、アビーは24歳、ジュリーは17歳。
この時代をバックに、世代の違う女性たちがどのようにジェイミーに影響を与えるのか。

アビーを演じたグレタ・ガーウィグ。
「マギーズ・プラン」ではもさい女にしか見えなかったのに、本作ではちゃんとパンクに見える。

ジュリーを演じた、いつの間にかお姉さん(ダコタ・ファニング)をぶっちぎり追い抜いたエル・ファニングも安定の演技。

そして、ジェイミーを演じたルーカス・ジェイド・ズマン。
ものすごい美少年です。

キャラクターが素晴らしいので、起承転結的なストーリーでなくても、見入ってしまうなぁと思っていたのですが、さすがに後半ちょっと飽きたというか、長いな・・・と思いました。
整理して、あと15分切った方が、締まって良かったかと。

監督は「人生はビギナーズ」のマイク・ミルズ。
ドロシアは監督のお母さんがモデルだそうです。


3.5点
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