一言で表すと、アラサーのボーイ・ミーツ・ガールもの。
奥田民生を崇拝する33歳の雑誌編集者・コーロキが、アパレルの美女プレス天海あかりに一目惚れし、彼女に翻弄させられ、成長していく的な。

配役は完璧だと思いました。
のび太くんを演じさせたら日本で(のび太くんはそもそも日本人だけど)右に出る者無しの妻夫木くんは、コーロキにぴったり。
石原さとみも、出会う男すべて狂わせるガールだと思いますが、ちょっと賢い(したたかな)感じになっちゃいそう。
この天真爛漫さ、水原希子以外に思いつかない。
他、リリーさんも安藤サクラも新井浩文も松尾スズキもみんな上手いし、ハマっています。

ま、特に何も心に残るものはありませんでしたが。

ところで、私は小沢健二も奥田民生も大好きですが、小沢健二を好きな男は好きになれないということに先日気付いたのですが、本日、奥田民生を好きな男は嫌いじゃないことに気付きました。

奥田民生を好きな男は、なんとなくちょっと不器用で、「働く男」とか「ヒゲとボイン」を応援歌のように感じ、奥田民生はまさに自分の味方だと思っているのだと思う。
が、小沢健二を好きな男は、小沢健二自身のことは本当はどうでも良いのだと思う。小沢健二を好きだと言っている自分が好きなだけ。
同様に、「
BRUTUS」を好きな男も好きになれん。「Tarzan」の方が潔いぜ。


3.5点
http://tamioboy-kuruwasegirl.jp/