『白銀ジャック』『疾風ロンド』『恋のゴンドラ』に続く、東野さんの実業之日本社ゲレンデもの第四弾。
前3作同様、ものすごく力を抜いて書いている感があるわー。
このブログにも何度も書いていますが、東野さんは2012年の『ナミヤ雑貨店の奇跡』を最後、以降ずっとダメだね。
なんかもうテンプレート化されているというか。
いつも展開が同じ。物理や化学ネタも同じ。描く美人像も同じ。
(東野さんは北川景子みたいな猫目の女が好きなんだろうなー。)
それでも『マスカレード・ホテル』も『ラプラスの魔女』も『祈りの幕が下りる時』(これは新参者シリーズだけど、イマイチ)も映画化が決まっているという。
もう東野さんの名前だけあれば、何でも良いのねー。

と、前置きが長くなりましたが。
殺人の容疑をかけられた大学生・竜実が、日本屈指の巨大スキー場で自分のアリバイ(殺人が行われた時、彼は一人でスノーボードに行っていた)を証明してくれる美人スノーボーダーを探す話。

ありえない展開とご都合主義な展開。
出てくる女はみんな美人。
本の厚みも中身もうすっぺらい・・・。
往復の通勤電車(計40分)で読み終わった。

編集者もさー、東野さんの原稿は、ははぁー!と三つ指ついて受け取り、一文字も直せないんだろうなぁ。