伊坂さんの新刊です。

ほぼ仙台で起きた人質立てこもり事件のワンシチュエーションです。

巧みな構成と伏線、洒脱な会話、まさに伊坂ワールド全開という感じです。
おなじみの黒澤達も登場します。
ここ最近、ちょっと哲学的っぽい作品が多かった(それも好きですが)と思いますが、本作は割と王道エンターテインメントになっているので、万人受けするように思います。

ただし、伏線が巧みすぎるので、一気に読まないと訳が分からなくなるかも。