火災で家と主である史親を失った秋山家。
残された妻の景子、中学生の雅彦、小学生の太一の三人は、史親の実家「秋山善吉工務店」に世話になることになったのだが・・・。

この秋山善吉というのが、昔気質の職人で、頑固でおっかないのだけど、一本筋が通っている。
太一は転校先のクラスメイトからいじめられ、雅彦は半グレに転落しかけ、景子はパート先の量販店で悪質クレーマーに絡まれると、それぞれトラブルを抱えるのですが、善吉が助けてくれます。
という連作短編と中に、あの火災は実は放火だったのではないか?というミステリーの軸が通っていると。

気軽に読める内容。
ですが、あまり残るものはないです。