トム・クルーズ×ダグ・リーマン監督の「オール・ユー・ニード・イズ・キル」が面白かったので、同コンビの本作も観てみました。

結論。
実話をベースにした映画は難しいね。

こんな凄い話が実話!と下駄を履かせすぎてしまうと、実話ということを取っ払って、映画として純粋に面白いか?ということが見えなくなってしまうのだと思います。

民間航空会社のトップクラスのパイロットであるバリー・シールは、ある日、CIAにスカウトされる。偵察機のパイロットとなったバリーは、コロンビアの麻薬王パブロ・エスコバルにも腕を買われ、麻薬の運び屋を掛け持ちすることになり、大金を荒稼ぎするが・・・。

要は、CIAと麻薬の運び屋を掛け持ちしていたというのが、実話として凄いということですね。

なんですが、バリーの半生を2時間くらいで描いているので、ダイジェスト感が否めない。
また、脚本も一本道で、伏線など構成の面白さが無い。

一度、実話ということを頭から追い払って、映画として面白いかどうかをもっと考えた方が良かったと思います。
その点、「ダンケルク」や「ドリーム」は素晴らしいです。


3点
http://barry-seal.jp/