これだけのキャストが揃っているのに、何故!?
退屈でした・・・。
これなら、フジテレビで放送された三谷監督×野村萬斎さん版の方が断然面白かったです。

何度もしつこいですが、私は早川書房から出ているアガサ・クリスティの著作89作を読破している程のクリスティファン。なので、ストーリー自体は物凄く面白いと思っていますし、上述の三谷版のこともあるので、オチを知っているから退屈と思っている訳でもありません。

一言でいうと、個性が無いのです。
『オリエント急行殺人事件』の面白さの一つに、乗客全員が容疑者で、しかもそれぞれが癖があって一筋縄ではいかないという点だと思うのですが、本作は、これだけのキャストが出ているのに、一人一人のキャラクターが没個性になっている。
ペネロペ・クルスもミシェル・ファイファーもジュディ・デンチもウィレム・デフォーも、キャラが弱い。
ジョニー・デップも、別にジョニー・デップじゃなくて良かったんじゃないの?と。
テンポも良くないのだと思いますが、メリハリが無くて、ダラダラしているように感じます。

そして、ケネス・ブラナー。
なぜ監督と主演の両方をやることになったのだろう・・・。
比べるのはなんですが、やはりデヴィッド・スーシェのポアロ(NHKで観たことあるかと)が刷り込まれちゃっているので、インパクトに欠けるんだよなぁ。 

という訳で、睡魔との闘いでした・・・。

『ナイルに死す』も実写化するのかぁ。
ポアロシリーズで一番好きな作品なのですよね・・・。
結局、観ちゃうんだろうなぁ。


2.5点
http://www.foxmovies-jp.com/orient-movie/