舞台はとある地方都市の寂れた商店街。
市役所勤務のタカコの実家は、その商店街にあるウチダ書店だ。
ある日、10年前に家出した次女のショーコが臨月のお腹を抱えて突如として帰ってくる。
商店街の寂れっぷりにショックを受けたショーコとタカコは一念発起し、商店街復興のため奔走する。

ファッションショーやってみたり、商店街の家に大学生のホームステイを受け入れさせたり、廃業したままの店舗でマンスリーショップを運営してみたり。色々なアイディアで頑張ります。

自分の家だから賃料もかからないし、家族経営なら人件費もかからないし、儲からなくても困らないとか、よそ者に排他的とか、商店街の裏側みたいなものを知ることができて面白かった。

ただし、小説としては、ちょっと軽い。
そんなに全て順調にいく訳ないでしょうとリアリティに欠ける気がします。