知らない作家さんでしたが、1994年に『石の来歴』という作品で芥川賞を受賞しているそうです。
ということを読み終わってから知ったのですが、なるほどと納得。

私、芥川賞を取るような作品が好きじゃないんですよ。
読みにくいし、全然面白くないと思っちゃう。

本作もタイトルから分かる通り、シューマンの知識は半端無い。
てっきり奥泉さんは音大とか出ているのかしら?と思ったら、ICU卒ですって。
(現在は近畿大学の文学部教授をしているらしい。)

天才美少年ピアニストの永嶺修人と彼に焦がれる音大志望の主人公。
彼らが通う高校で深夜に女子生徒が殺害されるという事件が起きる。
主人公はその時間に学校で修人を目撃していたのだけど、修人はその後、ピアニストとして致命的な怪我を指に負い、事件は未解決のまま30余年の月日が流れる。
そんなある日、修人が外国でシューマンを弾いていたというありえない噂を聞いた主人公は・・・。

とあらすじを書いてみましたが、全然こんな秩序立ったストーリーじゃないです。
最後もドンデン返しとなっていますが、私はこういうドンデン返しは好きじゃない。