オカルトスポット探険サークルの学生六人は、OBが所有する京都山間部のファイアフライ館に合宿に来た。
ここは十年前、作曲家の加賀螢司が演奏家六人を殺した場所で、サークルOBの佐世保が買い取ったのだ。
殺害現場を忠実に再現した館でサークルメンバーは肝試しを行う。
そして嵐がやってきて、川が氾濫。陸の孤島となった館で、次々と殺人事件が起こり…。

麻椰さんのクローズドサークルものです。
さらに複数の叙述トリックが仕掛けられていて、ラストは騙されました。
ただし、犯人の動機がおぞましく、読後感はかなり悪いです。