湊かなえさんの最新刊です。

正直、長いだけ・・・と思ってしまった。

養父から暴力を受けている少女、実の父親から性的虐待を受けている少女、実の父親から性的虐待を受けている上に、実の兄に売春を強制されている少女、実の父親に売春を強制されている少年・・・。
もう虐待のオンパレード。

実際に想像もつかないような虐待を受けている子供達はいて、その事実は真摯に考えていかねばならない問題だとは思いますが、ここまで不幸のオンパレードだと、逆に不謹慎な気すらしてしまいました。
特に主人公の母親はあまりに不幸の連続で、昔の昼ドラみたい・・・。

という訳で、湊さんが「未来」というテーマを描きたかったのだろうことは分かりますが、あまりうまくいっていないように思います。