ウディ・アレン監督の最新作です。

舞台は1950年代のコニーアイランド。遊園地のレストランで働く元女優のジニーは、再婚同士で年の離れた夫(遊園地のメリーゴーランド担当)と自分の連れ子の3人で、観覧車の見える家に住んでいる。
ジニーは、何もかも嫌なんですね。
アルコールが入ると乱暴になる禿げで太った夫も、放火癖がある問題児の息子も、遊園地の騒音でうるさい家も。
こんなはずじゃなかった、と思いながら生きている。

そんなジニーが海岸で監視員のアルバイトをしている脚本家志望の年下の男・ミッキーと出会い、不倫に発展、彼との逢瀬だけがジニーを救ってくれていたと。
だがそこに、勘当したはずの夫の娘・キャロライナが現れたことで、歯車が狂い始めていきます。

・・・きつかったなぁ。
ミッキーがキャロライナに惹かれてしまい、ジニーが狂おしく嫉妬。
ウディ・アレンらしい複雑な人間ドラマではあるのですが、いかんせん、一人も魅力的な人がいない。
美人でモテるという設定のキャロライナ、・・・ブスじゃね?としか思えず、感情移入できない。
見どころは、嫉妬に狂うジニーを演じたケイト・ウィンスレット。
痛々しくて見るのが辛いくらい、上手い。
それにしても老けたなぁ。43歳とは思えない小皺・・・。



3点
http://www.longride.jp/kanransya-movie/