フランソワ・オゾン監督の最新作です。
私、この監督の作品は「焼け石に水」以降はほぼ観ていて。
「8人の女たち」「スイミング・プール」が有名ですが、私は「ふたりの5つの分かれ路」と「婚約者の友人」が好きです。特に前作の「婚約者の友人」は、滅多に泣かない私が泣いたくらいですよ。
が、本作はつまらなかったなぁ。

原因不明の腹痛に悩む元モデルのクロエが、診察してもらった精神分析医のポールと恋に落ちる。
恋人だと診察しにくいのでしょうね。クロエは別の精神分析医・ルイのもとを訪れると、なんと彼はポールと瓜二つ。実はポールとルイは双子なのだけど、ポールは頑なに自分は一人っ子だと言い張るのです。なぜ、ポールはルイの存在を隠すのか?そこにはある秘密が・・・。

クロエが見ているものが、どこまでがリアルでどこまでが幻想かよく分からない演出になっています。まぁ、そういうのもありだと思いますが、これは面白くなかった。

細かいけど、あの結末あり?あんなに病院に行ってエコーとかとってたのに、ありえなくない?

変態オゾンが色濃く出ていました。
R18ですが、まぁそういう点だけでなく。(ちなみに、当初予定していたフランス人の俳優が、台本に追加されたある行為のシーンに、家族や恋人の手前、こんなシーンを演じることはできないと降板してしまい、ベルギー人のジェレミー・レニエに変わったそうです。)


2.5点
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