東野さんのガリレオシリーズの6年振りの新刊。
長編でいうと、2011年の『真夏の方程式』以来、7年振り。
そしてなんとガリレオシリーズがスタートして、20年!


何度も書いていますが、ここ数年の東野さん作品は本当に酷い。
根詰めて書くことが出来なくなってしまったのだろうなと思っていました。
なので、ガリレオシリーズの新作に対しても、私は懐疑的で。
ガリレオシリーズのファンとしては、下手なもの出すなら、出さない方がマシと。


結論から言うと、酷くはないですが、素晴らしい!とも言えず。


突然行方不明になった町の人気娘・佐織が、数年後に遺体となって発見された。
容疑者はかつて草薙が担当した少女殺害事件で無罪となった男。
だが今回も証拠不十分で釈放されてしまう。
さらにその男が、堂々と遺族たちの前に現れたことで、町全体を「憎悪と義憤」の空気が覆う。


まぁ、オリエント急行的な?
途中まで、いやそんな単純な話ではないでしょう?え、まさかそんな単純な話??と不安になったのですが、一応、ドンデン返し的なものはあります。
が、展開が読めます。私は真犯人、分かっていたよ。
というか、このままだとつまらない、真犯人はこの人でなければと思っていた人が真犯人だった。
女の勘というやつか。
厳密にいうと、その人も真の真犯人ではなく、もう一つドンデン返しがあるるのですが。


とまぁ、ぐちゃぐちゃ書きましたが、読んだら、私のぐちゃぐちゃ書いていることの意味が分かると思います。