助産院で働く紗英は夫の浮気と不妊に悩んでいた。
彼女の心の拠り所である奈津子もまた、夫のモラハラやボランティアサークルでの人間関係に悩んでいた。
共依存とも言える二人の関係が悲劇を生みます。

叙述トリックを使っていて、後半、あれ??となり、ラストでえーーとなり、読み返したくなると思います。

が、一通りショックが治まると、…だから何?と肩透かしな気持ちにも。

紗英も奈津子も友達にはなりたくないタイプ。
色々と周囲に不満があるようだけど、自分自身のせいだと気づいて欲しい。

芦沢央
、初めて読みました。美人さんですね!