殺したい人間がいるから殺したのではなく、使いたいトリックがあるから殺してみた。

〈頭狂人〉〈044APD〉〈aXe〉〈ザンギャ君〉〈伴道全教授〉。
奇妙なニックネームの5人が、ネット上で殺人推理ゲームの出題をしあう。
出題の条件は、出題者の手で実行済みの殺人であること。

歌野さんは最初のアイディアは1988年頃に芽生えたそうですが、その時はあまりにふざけた話で、現実に発生しえないのはもちろん、小説にもできないと思ったのだそう。
が、前世紀末あたりから、案外こういう事件が現実に起きたりして、と思うようになり、2007年に本作を上梓されています。

それから12年。
そうですね、幸いなことに現実には起きていませんが、こういう小説や映画にもはや驚かなくはなっていますね。

ラストにギョッとしました。後味やや悪し。