まず、邦題が上手いですね。

『このミステリーがすごい! 2019年版』第2位
『週刊文春ミステリーベスト10 2018』第2位
『ミステリが読みたい! 2019年版』第2位
と、数々の賞で上位にランクインしています。

実業家のテッドは、空港のバーで見知らぬ美女リリーに出会い、酔った勢いで妻ミランダが浮気していることを話してしまう。「妻を殺したい」と口走ったテッドに、リリーは「ミランダは殺されて当然だ」と協力を申し出る。

テッド、リリー、ミランダ、そして刑事キンボール、4人の視点で描かれていきます。
第1部~3部で構成されているのですが、まず第1部のラストで、そうきたか!と。

なぜリリーがテッドに協力を申し出たのかも明らかになっていきます。
不思議とリリーを応援してしまう。

ラスト、再びそうきたか!と。

構成が素晴らしいと思いました。