6年前に無人となった山間の小さな集落・蓑石を復活させるべく、蓑石地区を擁する南はかま市で、Iターン支援プロジェクトが組まれ、「甦り課」が新設される。

蓑石に移住してきた人たちの間で次々と起きる事件。
例えば住民の一人が養殖していた鯉がいなくなるとか。
それを甦り課の3人が解決していく連作短編小説集です。

Iターンにまつわるミステリー。
斬新。
未だかつてあっただろうか?

ただし、切り口が斬新なのと面白いかは別の話。
米澤さんは特に学園物だとかなりささいなミステリーを取り上げることが多いのですが、古典部も小市民シリーズもキャラクターが魅力的なので気にならないのですが、これはなぁ。
正直、別に読まなくても良いかなと思ってしまった。