「蜜蜂と遠雷」のレビューにも書きましたが、2016年は『蜜蜂と遠雷』『マチネの終わりに』『みかづき』と傑作が3作も生まれた奇跡の年だったのです。
そして全てが映像化されました。

『マチネの終わりに』は映像化権が争奪戦だったのですが、フジテレビが権利を獲得。
何でだろうと思っていたのですが、スタッフを見て分かりました。
脚本:井上由美子さん 監督:西谷弘さん 音楽:菅野祐悟さん
って、完全に「昼顔」チームではないですか!
なるほど!「昼顔」と「マチネ」は親和性ありありだわー。

でもね・・・キャストがね・・・
福山さんも石田ゆり子さんも嫌いではないのです。
でもね、原作では38歳と40歳の設定なのですよ。
さすがに無理がある。

原作と変えて、アラフィフという設定にするならまだ良いのですよ。
でも映画も40代の設定なのですよ。
さすがに石田ゆり子は子供を産まないでしょう・・・。

桜井ユキは良かった!

小説の時はあまり気にならなかったのだけど、映像にすると、このすれ違いはやはりちょっと不自然だし、現実世界だと子供を優先するだろうなぁと思いました。

ところで、このままだと興行収入は10億いかなそうですね。
私は「蜜蜂と遠雷」と「マチネの終わりに」で、小説の映画化の興行の限界を感じました。
小説が100万部売れることって滅多に無いですよね。
仮に100万部売れて、その人達が全員映画を観てくれても、興行収入は10億程度なんですよ。



3点
https://matinee-movie.jp/