「ドクター・スリープ」を観て、「シャイニング」がいかに傑作か、キューブリックがいかに天才か分かりました。

「ドクター・スリープ」は経験を積めば撮れる映画だと思います。
が、「シャイニング」は経験や努力では撮れない。
空気を演出するって、天才にしか出来ないことだと思うのです。

あの冒頭の山道を走る車の俯瞰、廊下を三輪車で走るダニーの後ろ姿、そしてあの独特なリズムの劇伴。
もし「シャイニング」を観ずに「ドクター・スリープ」を観た方がいらっしゃったら、今すぐに「シャイニング」を観た方が良いです。

それにしても本作。
私にはアブラのマッチポンプにしか思えない。
(アブラなだけに油というしょうもないダジャレが思い浮かびました。)
アブラが余計なことをしたために、みんなが巻き込まれたぜ。

あと、あのホテルって、あぁいうことで良かったのだろうかとモヤモヤ。

3点
http://wwws.warnerbros.co.jp/doctor-sleep/index.html