2012年のヴェネツィア映画祭で「嘆きのピエタ」がグランプリを受賞したキム・キドク監督の最新作。
私は「魚と寝る女」以降、殆どの作品を観ております。
キム・キドク、パク・チャヌク、ポン・ジュノと韓国三大監督の1人ではないでしょうか。

劇場にキム・キドクの作品なのに何故かおばさんがたくさん。
あー、チャン・グンソク目当てかー。
ふ。洗礼を受ければよいさ、きっと劇場を出る時には青ざめているはず。
と思ったら、キム・キドク作品の殆どを観ている私でも、さすがにこれはない!と思いました。
あまりのエグさに、免疫力が落ちそう・・・。

キム・キドクは、元々画家志望だっただけあって、エグイけど美しい映画を撮る監督だったの。
「春夏秋冬そして春」「サマリア」「弓」。
「嘆きのピエタ」のラストはあまりの衝撃に椅子から転げ落ちそうになったけど、美しいと言えば美しいのかも。
が、本作は、俗悪!

客船というクローズドサークルの中で極限状態に陥った人間たちがどうなるか、という話なのです。
大体どんな悲劇が起こるか想像つくじゃないですか?
が、なぜかまだ船に乗ったばかりな上に極限状態にも陥っていないのに、序盤からすぐにそういうことが起きるの。ストロークが全く無いAV(ちゃんと観たことないけど)かよ!

なんかこれには設定的な理由があるのかな?
そもそも時代設定はいつ?
なぜ藤井美菜の日本語とチャン・グンソクの韓国語が通じ合っているの?
何かあるの?

はい、何も説明は無く、回収もありません!

ただただグロかったなぁ。
美学はどうした!?

2点
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