子供の頃の事故が原因で、曜日ごとに入れ替わる7つの人格を持つ男。
性格も趣味嗜好も異なる彼らは、各曜日でそれぞれを呼び合い、うまく住み分けて生きてきた。
地味な火曜日は、他の曜日達に雑用を押し付けられたりと損な役割で、火曜日が休館日の図書館に行くことを夢見ていた。
ある日、火曜日が目覚めると、水曜日になっていた。
水曜日はどこへ行ってしまったのか・・・。

設定が面白いし、7人を中村倫也がどう演じ分けるのか興味があって観に行きました。

先に言ってしまうと、演じ分けているのは2.5人というところ。
メインは地味な火曜日、そしてミュージシャンでちょっと悪な月曜日と、スポーツマンでクールな感じの水曜日がちょっとだけ。
他は最後にフラッシュ的に描かれ、なんとなく木曜日はイラストレーター、金曜日は植物好き、土曜日はサブカル好き、日曜日はアウトドアなのが分かるくらい。

水曜日は消えますが、ミステリーでもサスペンスでもなく、ジャンル分けが難しいけど、彼らを描いたヒューマンものかなぁ。

設定は面白いけれど、ストーリーは想像つく感じ。

ところで、脚本(オリジナル)・監督の吉野耕平さんはCMやPV出身で、本作が長編映画デビュー作。
よく中村倫也は受けたなぁと思うし、日テレは出資したよなぁ。

3点
http://wednesday-movie.jp/