裕福な高見澤家の三姉妹、麗子・咲也・薫子。
父の愛人の子・力(りき)が一緒に暮らすことになり、彼女たちは力に心を奪われていく。

もう中年になった3人がそれぞれの視点で初恋を回想する3部作になっています。
3人の力に対する態度がそれぞれ全然違うのが面白い。

そして詠美さんならではの描写が好きです。
「大事にするんと夢中になるんは違う」
これはインパクトありました。


そして読み終わって頭に浮かべたのは『若草物語』でした。
薫子=エイミー。