「田口・白鳥シリーズ」と言って良いのかな。
短編3作と中編1作が収録されており、たとえば表題作の「氷獄」は『チーム・バチスタの栄光』のその後を、「双生」はの『螺鈿迷宮』の前日譚を描いていたりと、4作とも何等かのスピンオフになっているので、私のように全シリーズを網羅していれば楽しめると思いますが、海堂さんの著作を全く読んだことがない人には不向きです。

正義って何なんでしょうねぇ。
正義の反対は悪ではなく、別の正義。
善の反対は悪ではなく、別の善。
だから複雑だなぁと思います。

コロナ禍だと顕著ですよね。
それぞれが自分の正義を振りかざすから厄介。