2月23日、神奈川芸術劇場にて野村萬斎さん演出・主演の「子午線の祀り」を観ました。
神奈川芸術劇場では2月27日まで、その後、名古屋、久留米、兵庫を回って、3月19日~30日で世田谷パブリックシアターで公演されます。

「子午線の祀り」は「平家物語」を題材にした木下順二の戯曲で、一ノ谷から壇ノ浦に至る源平合戦が舞台に、"天”の視点から人間たちの葛藤を描いています。

2017年に野村萬斎さんにより新演出で上演され、読売演劇大賞最優秀作品賞や毎日芸術賞・千田是也賞(野村萬斎さん)などを受賞されました。

今回はその再演だったのですが、コロナ禍を踏まえ再構築されています。

前置きが長くなりましたが、素晴らしかった!!!

私は3列目真ん中のチケットを取っていたのですが、行ってみたら最前列ではありませんか!
始まる前からドキドキが止まらん。

とにかく本当に美しい。
どのシーンを切り取ってもアート作品のよう。
舞台装置はシンプルなのですが、だからこそですね。
人物の配置とスクリーンの配色でこれだけスタイリッシュに美しく見せられるとは。
空間構成と美的センスが本当に素晴らしいと思いました。
特に萬斎さん演じる知盛が「見るべき程のことは見つ」と語るところは痺れました。

「子午線の祀り」を観るのは今回が3回目だったので、ストーリーが分かっていることもあり、今回はより五感を研ぎ澄まして観ることができました。

暗闇、星、さざなみ、読誦。

徐々に恍惚としてきて、舞台との一体感が高まり、まるで包まれているかのような感覚に。
そして舞台を観ているのに、幽体離脱して自分を見ているような不思議な感覚に。
舞台はよく観に行くのですが、このような経験をしたのは初めてです。
途中、休憩が入った時に、あまりに入り込み過ぎて、しばし茫然としたもんね。

ぜひ、一人でも多くの方に体感してもらいたい!
私はまた世田谷パブリックシアターにも観に行きます!!

https://setagaya-pt.jp/performances/202103shigosen.html