曽根圭介氏の小説を韓国で映画化。
私も存じ上げない作家さんで、プロデューサーはどうやって見つけたのだろう。韓国でも翻訳されていたのかな?

お客さんの忘れ物のバッグに入っていた10億ウォンをネコババする男。
投資に失敗して借金を背負ったことで夫からDVを受けている女。
連帯保証人になっていた恋人に逃げられた男。

この3人のエピソードが交互に描かれていきます。
こういうのは伊坂さんの小説っぽいなぁ、どうやって収束していくのかなと思っていたら、なるほど!そういう繋がりか!と。
いいなぁ、私もこれやってみたいと思いました。
この構成は誰かに話したくなる。

監督は本作が長編デビュー作ですって。脚本も務めていらっしゃる。すごい。

構成は面白いのですが、登場人物の殆どが好きになれないのと、映像が少しも美しくないので、観ていて楽しい気持ちにはなれませんでした。

3.5点
http://klockworx-asia.com/warasuga/