息子を死に追いやったカリスマブロガーの珠里亜に復讐を果たすべく、彼女の身辺を調べ始めた紀和は、2002年に起きた六本木のマンションで8人の少女が監禁されモンキャット事件に辿り着く。

そこに超高級マンションで発見された8体の惨殺死体や里親ビジネスや宗教などが絡んできて混沌とします。

真梨さんといえばイヤミスですが、今回はグロミスだったなぁ。
作中でマルキ・ド・サドが取り上げられていると言えば、なんとなく伝わるでしょうか。

私、マルキ・ド・サドは『美徳の不幸』も『悪徳の栄え』も読んでおらず、『ソドム百二十日あるいは淫蕩学校』を映画化した「ソドムの市」を観たくらいなのですが、「ソドムの市」は本当に無理だった。本当に本当に無理だった。よくこんなものを作ったし、出演した人がいるよ。