沖田監督の最新作です。
沖田監督作品は好きで、「南極料理人」「キツツキと雨」「横道世之介」「滝を見にいく」と観てきました。

売れないバンドマンの永吉は、結婚報告のため妊娠している恋人の由佳を連れ、7年振りに故郷の戸鼻島へ帰郷する。
二人の結婚を祝う宴会が開かれた夜、永吉の父親・治が倒れる。検査の結果は癌。
治は息子にその名前を付けるくらいの熱狂的な矢沢永吉のファン。
治の願いが「矢沢永吉にお見舞いに来てもらうこと」だと聞いた永吉は・・・。

うーむ・・・
今まで観た沖田監督作品に比べると、ちょっと物足りないです。

沖田監督作品って、観客を狙って笑わせようとはしていないのに、そこはかとない可笑しみを感じるというのが売りだと思うのですが、本作は狙っている感が気になりました。
後半のストレッチャーのシーンはやり過ぎで鼻白みました。

永吉を演じた松田龍平と、治を演じた柄本明は想像通りの演技。
もちろん上手いのだけど、想像通り。
意外に良かったのが、弟役の千葉雄大。
逆に前田敦子は沖田監督の演出にかかっても、イマイチでした。


3点(5点満点)
http://mohican-movie.jp/