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名探偵(兼推理小説家)エラリー・クイーンを主人公とした推理小説で、『ローマ帽子の謎』から『スペイン岬の謎』までの9作が〈国名シリーズ〉、で次に『中途の家』という国名シリーズを脱した作品が来て、その次に本作。
あれ?タイトルにニッポンって入っているけど、これは国名シリーズではないの?と思ったのですが、原題は『The Door Between』なんですって。
でも実際にメインの登場人物は日本に住んでいたことがある女性作家で、日本庭園のある邸宅に住んでいるという設定。
まぁ今読むと、そこかしこに日本人への偏見?が感じられるけど、それはお互い様か。

ミステリーとしては、なんでエラリーも警察も〇〇と思い込んでいるんだろうと思いまして、ほとんどラストまで納得がいかない展開だったのですが、オーラスにちょっとしたドンデン有り。

名探偵エラリー・クイーンを主人公とした推理小説で、本作から国名シリーズを脱却しています。

ある男があばら家で死体となって発見されるのですが、彼は重婚していて、このあばら家で着替えたり車を乗り換えたりしていたのです。なのでタイトルが中途の家という訳。

設定は面白かったのですが、犯人の動機に納得がいかない。
この人だとは見破られないだろうと先に犯人を決めて、後から動機を付け足したとしか思えない。

中山さんの小説にいつも辛辣な感想を述べておりますが、そんな私もこの〈岬洋介シリーズ〉は好きなのです。岬洋介がかっこよすぎる。
本作はシリーズ第5弾ですが、時系列的には2作目にあたります。

難聴が原因でピアニストを諦めた岬洋介は法学部に進み、司法試験にトップ合格。
岬洋介の司法修習生時代の物語です。

中山さんの音楽の描写はすごいなぁと思います。
よく、音を文字でここまで表現できるなと。

一方、岬洋介がある人をゲイだと見抜くくだりがあるのですが、見抜いた理由が雑です。
昭和かよ!
しかもゲイだと隠している設定なのに、そんなことするかなぁという矛盾も。

ところで、私も突発性難聴になったことがあります。
幸い、すぐに病院に行ったので完治しましたが、1週間放置すると一生治らなくなるそうなので、耳が聴こえにくいな…と思ったら、すぐに病院に行って下さい。
私は難聴ではなく中耳炎だと思ったんですよね…。

2年前に失踪して以来、行方が分からない女子高生バレリーから両親に手紙が届くが、「元気だから心配しないで」という素っ気ないものだった。
バレリーはなぜこのタイミングで手紙を書いてきたのか?本当に生きているのか?
事故死した同僚から捜査を引き継いだモース警部が奔走する。

モース警部が何度も推理を組み立て、捜査します。
ビルドアンドスクラップアンドビルドの連続のジグザグミステリー。
多重解決ものと言えるくらい、1つ1つの推理がなるほどー、と思えるのですよ。
でも違う。で、また推理すると。

ハードボイルドっぽい文体も嫌いじゃないですね。
一気読みしました。



カレー沢さんのエッセイは3作目。
本作は『ブスの本懐』に続くブスをテーマにした第2弾。
正直、『ブスの本懐』で出し尽くしてしまった感があり、本作は殆ど内容が無いように思えましたが、語句のセンスは遺憾なく発揮されています。
ほんと、カレー沢さんの語句の組み合わせのセンスには嫉妬を覚えるわ。
コピーライターになればよいのに。

なお、冒頭に「私は何ブス?ブスタイプ診断」が付いているのですが、最初の質問の「あなたはブスである」にNoと答えた場合、即座に「自分がブスだと気づいていないブス」という診断が下されます。

わーーい!
エラリー・クイーンの〈国名シリーズ〉を遂に読破しました!!!

第9弾です。今回は父クイーン警視は登場しません。

北大西洋に突き出すスペイン岬に建つゴッドフリー家の別荘で殺人事件が起きる。
殺されたのは悪名高きジゴロで、なぜかマントだけを身に着け、その下は裸という状態で発見された。
なぜ犯人は衣類を全て持ち去ったのか。
また同時に起きたゴッドフリー家の娘の誘拐事件との関連は?

私、犯人分かりました。
この人が犯人だったら一番面白いだろうなという視点のため、ロジカルではありませんが・・・。

それより、別荘に招かれている人たちの人間模様がアガサ・クリスティ的で面白かった。

個人的には国名シリーズで好きなのは、『エジプト十字架』『スペイン岬』『シャム双子』かなぁ。
後半の作品が多いのは読み慣れてきたというのもあるかも。

あと、国名シリーズは色々な出版社から何度も出されていて、翻訳家も異なるのですが、私は新訳より昔のバージョンの方が合いました。

国名シリーズはこれで終了ですが、エラリー・クイーンものはまだあるので、他のも読んでみようかな。(最初あんなにつまらない苦痛と言ってましたが、やや慣れた。)

エラリー・クイーンの〈国名シリーズ〉の第8弾。
国名シリーズ初の密室殺人もの!

被害者の着衣も、室内の家具(動かせるものは)も、全てさかさまの状態となっていた。
犯人は何故こんなことをしたのか。

要は木を隠すなら森的な発想なのですが、だとしてもちょっとリスクの方が大きい気がする。
死体を隠すために死体の山を作るくらい不自然。

でもまぁトリックとは関係無いところで、本作は登場人物達に秘密やらドラマがあり、そちらの方を楽しみました。

国名シリーズも残すところあと1冊!
やっと読み終わるわー。
もはや意味不明な義務感。


ワタクシね、東野さんの著作はエッセイ含め100冊ほど全て読んでいるのですよ。
その上でね、このブログでも何度も申し上げておりますが、『ナミヤ雑貨店の奇蹟』以降はまともに書いていないと断言しますよ。
もうね、今までの蓄積で左手で書いているとしか思えない。

書く意欲を失っているけど出せば売れるから出版社からの依頼が途切れない東野さんと、書く意欲があり過ぎて量産しているけどどれも質が低い中山七里さん、どっちがマシだろう。

前置きが長くなりましたが、元国語教師が殺され、被害者の弟と娘が犯人を捜すというお話。
被害者の弟は元伝説のマジシャンという設定なのですが、もはやエスパーとしか思えない展開。

あとね、一番驚いたのが、オチが『半沢直樹 アルルカンと道化師』と全く一緒ということ!
発売時期も2ヶ月しか違わない。
こんなことってあるんだなぁ。 

コロナ禍がこんなに続くとは…。
とは言え、私は元々、人混みも大人数の飲み会も嫌いなので、殆ど生活は変わらず。
年収は減りましたが、逆にコロナ禍だからこそ出来たこともありました。

テレワークで週1出社となり、通勤時間が浮いたので、映画を観まくりました。
〈米映画協会〉〈英BBC〉〈米Yahoo!〉〈エンパイア誌〉〈Time Out誌〉等が発表したベスト100をExcelで一覧にしまして、何で観られるのかを調べました。
〈Amazon〉〈U-NEXT〉〈Netflix〉での配信では限界があり、時代に逆行して〈TSUTAYA DISCAS〉と〈DMMレンタル〉の会員になり、しまいにはTSUTAYA渋谷店のプレミアム会員になりましたよ。

という訳で、2020年に観た映画は191作品でした!
内訳は映画館が38作品で、配信+レンタルが153作品です。
いつかマイベスト100をまとめようと思っているので、今回は映画館で観た新作のベストのみ記載。
【洋画】「ジョジョ・ラビット」
【邦画】「コンフィデンスマンJP  プリンセス編」

続いて本です。
映画を優先したので減りまして、2020年に読んだ本は80タイトルでした。
新刊で良かった3タイトル。
伊坂幸太郎 『逆ソクラテス』(集英社)
井上荒野 『そこにはいない男たちについて』(角川春樹事務所)
アンソニー・ホロヴィッツ 『カササギ殺人事件』(東京創元社)

あとは萬斎さんの公演に21回行き、バレエはスタジオが休みだった4-5月を除いて月8回行き、4つの美術展に足を運びました。

海外には行けませんでしたが、北海道・秋田・軽井沢・名古屋・岐阜・大阪・京都・福岡・佐賀・長崎・熊本と国内は結構行ったなぁ。

エラリー・クイーンの〈国名シリーズ〉の第7弾です。
国名シリーズ初のクローズドサークルでの連続殺人物。

山中を車で移動中のクイーン親子は、山火事に遭い、命からがら山頂の一軒家に逃げ込む。
そこには外科医のザヴィアー博士とその家族が住んでおり、親子は泊めてもらえることに。
だが翌朝、ザヴィアー博士が殺されていて・・・。

麓は山火事で逃げることはできず、陸の孤島となっている訳です。
そして火が迫りくる訳です。
そのようなギリギリの状態での連続殺人と事件解決ということで、確かにトリックとしては大したことはないかもしれませんが、小説としては面白かったです。

国名シリーズ、あんまり面白いと思えないのですが、今のところ、第5弾のエジプト十字架と本作は面白かった。


 

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