かつてファムファタルと称された美しき歌姫・リズ。
彼女とは似ても似つかない容姿の孫の歩は、ファッションデザイナーという職に就きながらも、祖母と比べられるのが嫌で七光りを生かせないでいた。
そんな歩がある日、落ち目のモデルのジョージと出会う。
ジョージは歩のブランドの立て直しを勝手に手伝ってきて…
彩瀬さんいわく、これは「ガールミーツボーイ」ものだそう。
正直、ストーリーの展開はややありきたりに思えましたが、この小説の良さは“視点”にあります。
歩が大事にしているテディベアのぬいぐるみ。
その双眸は、かつてリズがお守りにしていた天然黒真珠と人工黒真珠で出来ているのですが、この二つの黒真珠の視点で物語が描かれていくのです。
もうねー、二人(真珠だけど)が健気で。
特に人工の方。ちょっと泣けた。
彼女とは似ても似つかない容姿の孫の歩は、ファッションデザイナーという職に就きながらも、祖母と比べられるのが嫌で七光りを生かせないでいた。
そんな歩がある日、落ち目のモデルのジョージと出会う。
ジョージは歩のブランドの立て直しを勝手に手伝ってきて…
彩瀬さんいわく、これは「ガールミーツボーイ」ものだそう。
正直、ストーリーの展開はややありきたりに思えましたが、この小説の良さは“視点”にあります。
歩が大事にしているテディベアのぬいぐるみ。
その双眸は、かつてリズがお守りにしていた天然黒真珠と人工黒真珠で出来ているのですが、この二つの黒真珠の視点で物語が描かれていくのです。
もうねー、二人(真珠だけど)が健気で。
特に人工の方。ちょっと泣けた。