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映画

ウディ・アレン監督の最新作です。
ウディ・アレン監督は84歳ですよ!!!
それで、ティモシー・シャラメ、エル・ファニング、セレーナ・ゴメスをキャスティングするって、そのセンスがすごくない!?
山田洋次監督(88歳)なら、せいぜい妻夫木聡と蒼井優だよ。

マンハッタンを舞台にした1日(+α)のお話です。

大学生カップルのギャツビーとアシュレー。
学生記者のアシュレーが有名な映画監督にマンハッタンで取材することになり、マンハッタン育ちのギャツビーも同行することに。
ギャツビーはロマンチックな週末にすべく、高級ホテルやレストランを予約し、色々と計画を立てるが、ハプニングにより計画は崩れてしまう。

ラストはそう来たかー!
ウディ・アレンらしい結末にニヤっとしてしまった。

タイプの違う人に惹かれるのか、似ている人が落ち着くのか。
これは人生の難問ですね。

登場人物達の会話の教養レベルが高く、ちょっと台詞を喋っている感も否めませんでしたが、でもまぁマンハッタンのハイソサエティの若者達は、幼い頃から芸術や文化によく触れていて、この程度の教養は当然ということなのかも?

ティモシー・シャラメにウディ・アレンがやや憑依(神経質、猫背、早口)していて笑った。
これはウディ・アレン監督がそのように指導したのか、ティモシー・シャラメが役作りしたのか。

4点
https://longride.jp/rdiny/ 画像

子供の頃の事故が原因で、曜日ごとに入れ替わる7つの人格を持つ男。
性格も趣味嗜好も異なる彼らは、各曜日でそれぞれを呼び合い、うまく住み分けて生きてきた。
地味な火曜日は、他の曜日達に雑用を押し付けられたりと損な役割で、火曜日が休館日の図書館に行くことを夢見ていた。
ある日、火曜日が目覚めると、水曜日になっていた。
水曜日はどこへ行ってしまったのか・・・。

設定が面白いし、7人を中村倫也がどう演じ分けるのか興味があって観に行きました。

先に言ってしまうと、演じ分けているのは2.5人というところ。
メインは地味な火曜日、そしてミュージシャンでちょっと悪な月曜日と、スポーツマンでクールな感じの水曜日がちょっとだけ。
他は最後にフラッシュ的に描かれ、なんとなく木曜日はイラストレーター、金曜日は植物好き、土曜日はサブカル好き、日曜日はアウトドアなのが分かるくらい。

水曜日は消えますが、ミステリーでもサスペンスでもなく、ジャンル分けが難しいけど、彼らを描いたヒューマンものかなぁ。

設定は面白いけれど、ストーリーは想像つく感じ。

ところで、脚本(オリジナル)・監督の吉野耕平さんはCMやPV出身で、本作が長編映画デビュー作。
よく中村倫也は受けたなぁと思うし、日テレは出資したよなぁ。

3点
http://wednesday-movie.jp/

「オール・アバウト・マイ・マザー」「トーク・トゥ・ハー」「ボルベール」のスペインの巨匠、ペドロ・アルモドバル監督の最新作。
私はプロデュース作品も含め、「ライブ・フレッシュ」以降は全て観ております。

本作はアルモドバル監督の自伝的作品となっており、監督本人を投影している主人公をアントニオ・バンデラスが演じています。アントニオ・バンデラスのデビュー作はアルモドバル監督の作品なんですね。そして本作でカンヌ国際映画祭の男優賞を受賞しています。

世界的映画監督のサルバドールは、脊髄の痛みから引退同然の生活を余儀なくされ、心身ともに疲れ切っていた。そんな中、32年前に撮った作品の上映依頼が届く。

現在と子供時代からの回想が交互に描かれていきます。

先に言っておくと、私はアルモドバル監督作品をたくさん観ておりますが、面白いと思ったことはあまりありません。面白いとか面白くないとかそういう次元ではなく、画力がすごいので観てしまう。キム・キドク監督作品も同様。

本作も娯楽作品ではないので面白い訳ではないのですが、画に力がある。
印象に残ったシーンがたくさんありましたが、ラストはすごかったなぁ。私が映画監督だったらパクりたいもの。

誰にでも、辛い過去はありますよね。思い出すと心が痛いから封印したい。私もたくさんあります。でもそのことが足かせになって前に進めないというのであれば、もったいないです。例えば失恋して次の恋に進めないとか。
ということを感じさせてくれる映画でした。

あと・・・アントニオ・バンデラスが老けたなぁ。


3.5点
https://pain-and-glory.jp/

子供の頃に夢中だった世界名作劇場の「愛の若草物語」。
最終回のエンディングで、ナレーションだけで、「ローリーと結婚するのはジョーではなくエイミーなんだよ」と告げられ、愕然としたのを憶えております。
今考えても、あれは乱暴だった。

一体、この後、ジョーとローリーに何が起こるのか?
どうしてローリーがエイミーと結婚することになるのか?

原作を読むことにした私は、「若草物語」のあとに、「続 若草物語」という続編があり、大人になるってビターなんだなと苦しくなったものでした。

前置きが長くなりましたが、「続 若草物語」を軸に、「若草物語」を回想方式で描き、2時間15分で2作を網羅するというアイディアマンな構成になっています。

「若草物語」を知らない人には点描みたいに感じてしまうかもしれませんが、「若草物語」に夢中になったかつてのお嬢さん達には、ハイライト的で良かったのではないかと。

ベスがローレンス氏のためにスリッパに刺繍をする、ジョーが自慢の髪の毛を売る、数々の名場面に、あぁこれよ!これ・・・!と涙をこらえながら観ました。

監督は女優でもあるグレタ・ガーウィグ。
ジョー役のシアーシャ・ローナンとは「レディ・バート」に続くタッグ。
他、メグ役にエマ・ワトソン、エイミー役に「ミッド・サマー」のフローレンス・ビュー、そしてローリー役は今をときめくティモシー・シャラメ、他ローラ・ダーン、メリル・ストリープと豪華な布陣になっています。

キム・キドク監督の「人間の時間」以来の、映画館での新作映画です。
が、4月からの2ヶ月半で、いつか観なければならないと思っていた古い名作映画を58作観ましたです。(基本、このブログにはロードショー作品しかアップしておりません。) 

でもやはり映画は映画館で観るものだなぁと。
あのスクリーンサイズを想定して撮っているのだし、音も違いますからね。

なお、新宿ピカデリーでは(TOHOシネマズも同様)前後左右を1席空けての販売となっているので、感染する気がしません。基本、上映中は喋らないしね。電車の方がよほど密だわ。

4点
https://www.storyofmylife.jp/

2012年のヴェネツィア映画祭で「嘆きのピエタ」がグランプリを受賞したキム・キドク監督の最新作。
私は「魚と寝る女」以降、殆どの作品を観ております。
キム・キドク、パク・チャヌク、ポン・ジュノと韓国三大監督の1人ではないでしょうか。

劇場にキム・キドクの作品なのに何故かおばさんがたくさん。
あー、チャン・グンソク目当てかー。
ふ。洗礼を受ければよいさ、きっと劇場を出る時には青ざめているはず。
と思ったら、キム・キドク作品の殆どを観ている私でも、さすがにこれはない!と思いました。
あまりのエグさに、免疫力が落ちそう・・・。

キム・キドクは、元々画家志望だっただけあって、エグイけど美しい映画を撮る監督だったの。
「春夏秋冬そして春」「サマリア」「弓」。
「嘆きのピエタ」のラストはあまりの衝撃に椅子から転げ落ちそうになったけど、美しいと言えば美しいのかも。
が、本作は、俗悪!

客船というクローズドサークルの中で極限状態に陥った人間たちがどうなるか、という話なのです。
大体どんな悲劇が起こるか想像つくじゃないですか?
が、なぜかまだ船に乗ったばかりな上に極限状態にも陥っていないのに、序盤からすぐにそういうことが起きるの。ストロークが全く無いAV(ちゃんと観たことないけど)かよ!

なんかこれには設定的な理由があるのかな?
そもそも時代設定はいつ?
なぜ藤井美菜の日本語とチャン・グンソクの韓国語が通じ合っているの?
何かあるの?

はい、何も説明は無く、回収もありません!

ただただグロかったなぁ。
美学はどうした!?

2点
https://ningennojikan.com/

映画としてはマジしょうもないと思いました。
そもそも普段の私なら観ない部類の映画なのですが、マーゴット・ロビーが好きなので観ちゃったんですよね・・・。

監督のキャシー・ヤンは、「ウォール・ストリート・ジャーナル」の記者だったそうで、本作がメジャー初監督?
映画なめとんのかと思うわ。
中国資本への何らかの忖度かしらん。

ジョーカーと別れたハーレイ・クインが、謎のダイヤを盗んだことで街を牛耳るブラックマスクから狙われている少女を助ける?話。
グダグダ。

3点
本当は2.5点付けたいところだけど、マーゴット・ロビーは可愛かったので。
http://wwws.warnerbros.co.jp/harleyquinn-movie/index.html

グザヴィエ・ドラン監督の最新作です。
私がドラン監督を初めて知ったのは3作目の「わたしはロランス」で、ポップで美しい映像なのに心をかき乱すストーリーで、画面から伝わる力強さに圧倒されました。
それと同時に、ドラン監督が俳優顔負けのイケメンと知り、しかもロランスを撮った時はまだ22歳位で、その若さと美貌と才能に衝撃を受けました。
以来、ドラン監督の作品はほぼ全て観ております。
なお、前作の「たかが世界の終わり」はカンヌ映画祭でグランプリを受賞しています。

で、本作。
まず、「生と死」ではなく、「死と生」というのに惹かれました。

舞台は2006年のニューヨーク。
人気俳優のジョン・F・ドノヴァンが29歳の若さでこの世を去る。
ジョンは実は11歳の少年と5年も文通していた。

ドランが当時「タイタニック」に出演していたレオナルド・ディカプリオにファンレターを書いたという思い出にヒントを得たそうです。

ドラン監督の初の英語作品です。
そして、ナタリー・ポートマン、キャシー・ベイツ、スーザン・サランドンと大物女優も出演。
(実はジェシカ・チャスティンも出演していたそうなのですが、4時間とあまりに長編になってしまった為、泣く泣く全カットしたそう。うーん。ジェシカ・チャスティンによくぞ言えたものだ。)

だからかなぁ。
「母と息子」や「孤独」など、ドラン監督のライフワーク的なテーマが描かれていますが、なんか普通の映画になっちゃったなという印象。

最近、コロナの影響もあり、人間も所詮は生態系の生物の一つで、生まれて死ぬだけだという諦念みたいなものに囚われており、孤独なんてどうでもよくね?と思ってしまう。
みんな考えすぎでは。毎日生きていく、それが全てではないか?

選曲や映像はセンスが良くて、かっこよいです。

ジョンを演じたキット・ハリントン、セクシーだなぁ。

そして文通相手の少年を演じたジェイコブくん。
「ルーム」「ワンダー 君は太陽」「ドクター・スリープ」のあの少年です。
天才だなぁ。どうか薬やお酒にはいかないで育って欲しい。

3.5点
https://www.phantom-film.com/donovan/
 

「オズの魔法使い」のドロシー役でスターとなったジュディ・ガーランドの伝記映画。
と言っても、転落後のジュディを描いており、まさに光と影。

ジュディを演じたレネー・ゼルウィガー。
私、好きじゃないどころか、積極的に嫌いなのです。
少しも綺麗じゃないのに、綺麗と言われているのが許せない・・・。
が、本作の演技は認めざるを得なかった。

印象的だったのは、あの天才ジュディ・ガーランドですら、今日は上手く歌えても、明日は歌えるか分からないと不安がっていること。

ところで、レネーがシワシワなので、てっきり50代後半くらいの設定なのかと思っていたの。
それにしては子供が小さいからおかしいなぁとは思ったんだけど。
そうしたら47歳くらいの設定なのね!
いやぁ、さすがにあんなシワシワの47歳はいないでしょうと思うけど、不摂生と薬(精神安定剤や睡眠薬)の乱用ということを表しているのかしら。


3.5点
https://gaga.ne.jp/judy/ 

いくつかの作品が公開延期になっているからか、ディズニーランドなどが休園しているからか、意外なことに若者を中心に本作が当たっています。

私、ホラーは苦手なので、かなり不安を抱きながら観に行ったのですが、肩透かし。
大して怖くなかったし、展開はありがちで先が読めた。

アメリカの大学で民俗学を研究する仲間の1人が、「うちの村で90年に1度の祝祭があるからおいでよ」と誘ってきて、みんなでスウェーデンの奥地に行くですよ。

まぁ横溝正史や江戸川乱歩や三津田信三あたりを読んでいれば、なんで誘われたかピンとくるじゃないですか。

彼らは行ってすぐに衝撃的な体験をするんですが、村を出て行かないんですよ。
携帯は圏外だけど、ここまで乗ってきた車はあるし、物理的にはクローズドサークルじゃないんです。
この村のことを論文に書きたいという心理的なクローズドサークルはあるのですが、私ならあんなの見たら、ソッコー帰るね。
村の人たちもなぜあんなものを部外者に見せるんだろう、アメリカに戻って喋られたら困るだろうに。と思いません?
つまりは帰らせないつもりだなと気付きません?

映像はとても綺麗で、印象に残るシーンがありました。
あとシュールすぎて、エグイんだけど笑ってしまう箇所も。

ところで私史上最恐ホラー映画はコッポラ製作総指揮の「ジーパーズ・クリーパーズ」です。
あれはもう本当に怖い。
どうやったら人が怖がるか、考え尽くされている。


3点
https://www.phantom-film.com/midsommar/


 

面白かったです。
前作の「ラプラスの魔女」は、何故これを三池監督が・・・?と思ったので、久々に三池監督らしい作品だなぁと。

プロボクサーの葛城レオが歌舞伎町で娼婦のモニカを助けたことで、人生の歯車が狂い、ヤクザ(さらに内部での裏切り)と中国マフィアの闘争に巻き込まれていく。

ストーリーはノワールの時の伊坂幸太郎さんみたいで、ちょっとしたことから一般人が大事件に巻き込まれていく感じや、ちょっとしたミスから思いがけない方向に転がっていくのだけど、思いがけなく繋がっていく感じなど、脚本も巧みでした。

残酷なシーンも結構あるのですが、残虐には感じず、思わず笑ってしまうのはタランティーノっぽい。
同じく東映配給作品の「孤狼の血」を思い浮かべましたが、もっと笑える。ブラックコメディーということですが。
劇場内でも爆笑&拍手が起きていました。

窪田くん良かった。まさにボクサーな作りこみ。
大森南朋と村上淳はいつも通り。
内野さんと染谷くんは楽しそうだった。


4点
https://hatsukoi-movie.jp/

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