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映画

映画 「ハン・ソロ / スター・ウォーズ・ストーリー」

私、特に熱狂的なファンという訳ではないのですが、「スター・ウォーズ」は旧三部作、新三部作、続三部作、スピンオフと全て観てきておりまして。
最近だと、J.J.エイブラムスが監督した続三部作の「フォースの覚醒(エピソード7)」とスピンオフの「ローグ・ワン」はわりと好きでした。

で、本作。ハリソン・フォードが演じていたハン・ソロの若かりし頃を描いたスピンオフです。
なんと監督はロン・ハワード。
「ビューティフル・マインド」でアカデミーの監督賞を受賞、他、「バックドラフト」「アポロ13」「シンデレラマン」「ダ・ヴィンチ・コード」などを監督している大御所ですね。
正直、ロン・ハワードがスター・ウォーズ??とは思ったのですよ。
確かにかつて「コクーン」(子供の時に観て衝撃受けた)を撮ってはいて、SFエッセンスはゼロではないとは思いますが、でも「コクーン」ってそういう娯楽超大作ではないしなぁ。

前置きが長くなりましたが、つまらない訳ではないけれど、途中は退屈しました。
どこどこに行ってアレを入手し、それをどこどこに運んで。その間に敵に邪魔され。
時代が進み、CGのレベルが格段に上がっても、結局ストーリーはお決まりになるというか。
シナリオの次のステージというのは存在しないのかもしれないですね。
物語は9パターンしかないというやつですね。

ストーリーが出来事追いで、段取りっぽい要素もあり、中盤は睡魔との闘いでした。
後半ちょっと伏線とかでメリハリ出てはいたけれど。
人はもうCGでは驚かないということですね。

ハン・ソロとその恋人キーラを演じた俳優さん、二人ともほぼ無名。
ウディ・ハレルソンもいつものような役柄。
敵役を演じたポール・ベタニー。ジェニファー・コネリーの旦那さんですね。久々に見ました。

映画 「女と男の観覧車」

ウディ・アレン監督の最新作です。

舞台は1950年代のコニーアイランド。遊園地のレストランで働く元女優のジニーは、再婚同士で年の離れた夫(遊園地のメリーゴーランド担当)と自分の連れ子の3人で、観覧車の見える家に住んでいる。
ジニーは、何もかも嫌なんですね。
アルコールが入ると乱暴になる禿げで太った夫も、放火癖がある問題児の息子も、遊園地の騒音でうるさい家も。
こんなはずじゃなかった、と思いながら生きている。

そんなジニーが海岸で監視員のアルバイトをしている脚本家志望の年下の男・ミッキーと出会い、不倫に発展、彼との逢瀬だけがジニーを救ってくれていたと。
だがそこに、勘当したはずの夫の娘・キャロライナが現れたことで、歯車が狂い始めていきます。

・・・きつかったなぁ。
ミッキーがキャロライナに惹かれてしまい、ジニーが狂おしく嫉妬。
ウディ・アレンらしい複雑な人間ドラマではあるのですが、いかんせん、一人も魅力的な人がいない。
美人でモテるという設定のキャロライナ、・・・ブスじゃね?としか思えず、感情移入できない。
見どころは、嫉妬に狂うジニーを演じたケイト・ウィンスレット。
痛々しくて見るのが辛いくらい、上手い。
それにしても老けたなぁ。43歳とは思えない小皺・・・。



3点
http://www.longride.jp/kanransya-movie/

映画 「ファントム・スレッド」

「ブギーナイツ」「マグノリア」「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」のポール・トーマス・アンダーソン監督の最新作です。
私、「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」が特に好きで、この監督の作品はほぼ観ています。
ちなみに、「マグノリア」でベルリン国際映画祭、「パンチドランク・ラブ」でカンヌ国際映画祭、「ザ・マスター」でヴェネツィア国際映画祭と三大映画祭の監督賞を全て受賞しているという。

では本作。
主演はダニエル・デイ=ルイス(なんとアカデミーの主演男優賞を3度も受賞している)で、「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」に続く二度目のタッグとなります。
ポール・トーマス・アンダーソン×ダニエル・デイ=ルイス、そりゃー絶対に観るでしょうよというコンビですよ。

舞台は1950年代のロンドン。
オートクチュールのドレスデザイナーのレイノルズ・ウッドコックは、ある日、別荘地のレストランでウェイトレスをするアルマを見初める。
二人は一緒に(レイノルズの姉も同居だけど)暮らし始めるのですが、レイノルズは完璧主義の仕事人間で、仕事のこと以外は無頓着なのですよ。しかもアルマを見初めたのは、恋愛というよりも、創作力をかきたてるミューズとしてだったの。
さらにはマザコンのシスコンで、帰宅してアルマしかいないと、姉はどこだー!となってします。

次第にアルマが「私って何なの!」となり始める訳です。
今までのレイノルズの恋人(レイノルズは独身主義者)と異なり、アルマは自我が強く、自己主張もするのですね。
で、次第にレイノルズは生活のペースを乱されていきます。
ここからは二人のマウンティング合戦というか。
途中、ひーーー女って怖いーー!となります。
浮気性の夫が癌になって喜ぶ妻がいると聞いたことがありますが…。

映像と音楽がとても美しいです。
でも単調で退屈と思う人もいるかも。
万人受けはしないだろう映画だろうなと思います。

私がどうしても乗り切れなかったのは、アルマ役の女優が全く美人と思えなかったから。
顎出てるし、おばさんぽいし、え、ミューズ??

ちなみにダニエル・デイ=ルイスは、実際に一年間修業し、自分で縫えるようになったそうです。
なんという完璧主義…。

なお、本作はアカデミーの6部門にノミネートされ、衣裳デザイン賞を受賞しています。


3点
http://phantomthread.jp/

映画 「レディ・バード」

女優グレタ・ガーウィグのメジャー初監督作品で、ゴールデン・グローブ賞の作品賞と主演女優賞を受賞、アカデミー賞でも作品賞・監督賞・主演女優賞・助演女優賞・脚本賞の5部門にノミネートされました。。

グレタ・ガーウィグ、いつも垢抜けない女優だなぁ、なんで女優に成れたのだろう…と思っていたのですが、失礼ながら、本作の脚本・監督を務めたことで腑に落ちた。
元々は劇作家志望で、インディーズでは脚本も監督もやっていたのね。

舞台は2000年代初めのカリフォルニア州サクラメント。自称レディ・バードことクリスティンは、カトリック系の高校に通う3年生。
彼女はサクラメントのような中途半端な田舎から飛び出し、東海岸の大学に進学したいと願っていた。


クリスティンとグレタ・ガーウィグは、サクラメント出身・カトリック系の高校・母親が看護師と共通項がたくさんで、自伝的要素もあるようです。

クリスティンの高校3年生の1年間を描いています。
恋愛・友情・母親との関係。失敗ばかりの日々。
でもそれをキラキラと描いています。

が、点描という感じなのよねぇ。
でも、点描の方が脚本書くのも演出するのも、むしろ難しいかもしれない、と観ていて思いました。
(点描だけど、ブツブツ切れているように見えないようにするのは難しいだろうなと。)

レディ・バードは、やはり美人だと思えないシアーシャ・ローナンが、ハマり役。
そして、ティモシー・シャラメ!やはりすごい存在感だわー。美しい。


3点

http://ladybird-movie.jp/

映画 「万引き家族」

老いた母、母の年金頼りの息子夫婦とその子供、妻の妹。
一見、何の変哲もない5人家族には、実は秘密があった。
5人には血の繋がりが全く無かったのだ。
ある日、息子夫婦は、冬の寒空の下でベランダに出されている幼い少女を”拾う”が・・・。

是枝監督は、親の年金を不正に受給していた家族が逮捕された事件に着想を得て、「犯罪でしかつながれなかった」というキャッチコピーを最初に思い浮かべたそうです。

ですが私は、<犯罪でしかつながれなかった>というよりも、<血という受け身のつながりよりも、自分が選び取ったつながりの方が強いのだ>という感想を抱きました。

目黒区の5歳児虐待死と重なり、色々なことを考えさせられました。
血の繋がりなんて、占いと同じくらいに思えれば良いのになと。
良いものだけ信じて、悪いものは気にしない。
血の繋がりという呪縛に苦しんでいる全ての人々が解放されますようにと思うけれど、でもそれは子供には通用しないものね。
生まれた時に、既に脳に「親だからといって必ずしも子供を愛している訳ではない」「親に愛されなかったからといって、必ずしも自分のせいではない」ということがインプットされていれば良いのに・・・。

話が脱線しました。

この一家の冬から冬までを、是枝さんが時間をかけ丁寧に演出しています。

樹木希林さん、リリー・フランキーさんはもちろんのこと、安藤サクラも素晴らしかった。
特に後半の泣きの演技が印象的で。あぁ、こういう泣き方もあるんだ…と。
お兄ちゃん役の子役、この子は来るだろうねー。

ところで、これまで是枝作品もパルム・ドール受賞作も観ていないのに、日本人がパルム・ドール獲ったということだけで本作を観に行っている人とは、どうしても相容れない。私とは人生観が異なるのだろうなと思います。
「いいじゃん、これをきっかけに映画観るようになってもらえれば~」と言う人もいると思いますが。


4点

http://gaga.ne.jp/manbiki-kazoku/

映画 「孤狼の血」

広島県警本部から呉原東署に赴任してきた広島大卒の若手エリート刑事・日岡が、暴力団より暴力的な刑事・大上と暴力団を追いかけ続ける話。

実は日岡には大上を内偵するという裏のミッションがあり、大上の常軌を逸した捜査を最初は否定していたのですが、徐々に刑事としてはすごいと思うようになっていくと。


暴力団抗争+実は大上は…的な感動話+日岡の成長譚で、定型だし展開は読めてしまいます。
(読めてしまうのに、あの日誌のくだりは泣けましたが。)


が、とにかく圧がすごい。
さすが白石監督、昭和臭たっぷりの東映映画っぽい演出。
わかっているなぁと。
そして俳優陣の演技。役所さんはさすがな演技だし、松坂桃李も良かった。
(でも期待しすぎたのか、想定内の演技ではあったけど。)


一番思ったのは、男性の俳優さんだったら、みんなこういうのやりたいんだろうな、と。
もう、楽しんで演技しているのが伝わるもの。
それこそ、やっちゃる!って感じ。


結構エグいシーンも多いので、ご注意ください。


4点
http://www.korou.jp/

映画 「のみとり侍」

「後妻業の女」の鶴橋監督ということで観ました。

越後長岡藩藩士の小林寛之進(阿部寛)は藩主の気分を害してしまい、表向きは猫ののみとりを商売にしつつ、実態は床で女性の相手をする裏稼業「のみとり」を命じられる。
長屋で暮らす人々の助けを借りながら新たな生活を始めて、間もなく出会ったおみね(寺島しのぶ)が、最初の「のみとり」の相手となる。亡き妻にそっくりな彼女にときめく寛之進だったが「下手くそ!」とののしられ、伊達男の清兵衛(豊川悦司)から女の喜ばせ方を学んで腕を磨いていく。

予測通りの展開で、ストーリーに驚きみたいなものはありませんが、役者がみなさん上手なので、観ていられます。
特に、豊川さんは本当に上手いなぁと。
でもまぁ、全員がこれまでの貯金でひょひょいと演じている感があって、力まない名人芸と言えば聞こえが良いですが、命を削っている感は無いです。


3点
http://nomitori.jp/news.html

映画 「モリーズ・ゲーム」

実在の人物を描いた伝記映画です。


モリ-・ブルームはモーグルでソルトレイクシティオリンピックを目指していたが、試合中の大怪我で断念。
オリンピック後にロースクールに進む予定だったのを1年延期し、LAで休暇を取ることにした。
LAの不動産会社でアルバイトを始めたモリ-は、社長が裏で運営するポーカー・ゲームのアシスタントも任されるようになる。
だが、徐々に存在感を増していくモリ-を脅威に感じた社長に、突如として解雇されてしまう。
モリ-は顧客を引き抜き、自身でポーカー・ゲームを運営することを決意。
モリ-は大成功して500万ドルもの資産を作るが、FBIに目をつけられてしまい、逮捕され、財産を没収されてしまう。


ジェシカ・チャスティン、女ボス、裁判沙汰、敵は政府ということで、「女神の見えざる手」に似ているなぁ、ジェシカ・チャスティンはこういうのが好きなんだなぁと思ったのですが、観てみたら、「女神~」の方が何十倍も面白かった。


監督は「ソーシャル・ネットワーク」「スティーブ・ジョブズ」等の脚本を手がけたアーロン・ソーキンで、本作が監督デビュー作です。


途中まではワクワクしながら観ていた(特に冒頭)のですが、途中から、なんだか散漫に感じました。
複雑な脚本を書いたものの、演出しきれなかった感がある。
複雑な割りに、「女神の見えざる手」のようなドンデン返し的な構成の面白さも無く。
あと、いまいち、モリ-の何が凄くてこんなに成功したのかが伝わらない。


あと、観終わった時に、なんだかモリ-を一生懸命美化している感じがして、モヤモヤした。
彼女は数々のVIPを顧客に持っており、それを暴露本に書けば大金を得られたのに、それをしなかった。顧客を守ったと。

・・・暴露本に書いたら、命を狙われたからでは??


3.5点
http://mollysgame.jp/index.php

映画 「ゲティ家の身代金」

うーん。
予告は面白そうだったし、実際に面白くなかった訳ではないのですが、面白がるポイントが分からなかったというか。

以下、ネタバレになるかもなので、ご注意ください。


フォーチューン誌で世界一の大富豪にも選ばれたジャン・ポール・ゲティの孫が身代金目的で誘拐された。
だが、ジャンは身代金の支払いを拒否し・・・。


予告を観て、拒否したのには何かしらの意図や企みがあるのかと思ったのですが、単にケチというだけだった。

というわけで、ドンデン返し的な構成の面白さも無く。
元CIAのゲティ・オイル社員のチェイスという男が出てくるのですが、期待したような巧みな交渉をするでもなく。
お母さんも何かした?という感じで、母の愛凄し的なものもさほど感じず。


リドリー・スコットの重厚感ある演出と音楽で、何となく面白かったような気がするという感じ。


ジャンの守銭奴っぷりは面白かった。
お客さんに電話を使われることを嫌い、なんと自宅に公衆電話を置き、料金はお客さんに支払わせたり。
ホテルで洗濯を依頼すると10ドルかかるということで、バスルームで自分で洗濯したり。
結局、孫の身代金の支払いを利用して、節税対策したんですよ・・・。

ジャンを演じたクリストファー・プラマーはさすがの演技でしたが、そうだった、本当はこの役はケヴィン・スペイシーが演じていて、映画も完成していたんですよね。
が、例の件により、ケヴィン・スペイシーが出演していては公開できなくなり、クリストファー・プラマーで撮り直したんでした。
これ、自分がプロデューサーだったら、脚が震えるだろうな・・・。


3.5点
http://getty-ransom.jp/

映画 「アイ、トーニャ 史上最大のスキャンダル」

面白かったです。

貧しい家庭に生まれ、厳格な母親ラヴォナに育てられたトーニャ・ハーディング。
フィギュアスケートの才能に恵まれた彼女は、血のにじむような努力を重ねて、アメリカ代表選手として1992年のアルベールビルオリンピックに出場するも、メダルには届かなかった。
フィギュアスケートを諦めウェイトレスをするトーニャに吉報が。次の冬季オリンピックは4年後ではなく2年後だという。それなら可能性があるかもしれないとトーニャは奮起、リレハンメルオリンピックの出場権を手に入れるが、元夫のジェフ・ギルーリーの友人がトーニャのライバルだったナンシー・ケリガンを襲撃し、大怪我を負わせてしまう…。

トーニャ、ラヴォナ、トーニャの元夫、その友人、記者、登場人物がそれぞれの目線で事件を語ります。

で、記者の「馬鹿しか登場しない」という台詞が秀逸。
まさにそうなんです。
全員が浅はかで場当たり的で本当に愚か。

この映画を観て一番思ったことは、自分の人生をダメにするのは、他の誰でもない、自分自身だということ。

誰のせいでもない。自分しか自分の人生をダメにできる人はいない。
トーニャは襲撃事件のことを知らなかったと主張していますが、仮にそうだったとしても。
トーニャの夫でもトーニャの夫の友達でもない。
こんな友達のいる、こんな夫を選んだ自分自身が悪いんです。

それにしても、全員上手かったなぁ。

強烈な母親ラヴォナを演じたアリソン・ジャニーがアカデミーの助演女優賞を受賞していますが、トーニャ役を演じたマーゴット・ロビーも素晴らしかった。
エンドロールに実際のトーニャの試合映像が流れるのですが、衝撃が走りましたよ。何が衝撃って、本編内のマーゴット・ロビーの演技とそっくりそのままなんです。
逆ですね。マーゴット・ロビーがトーニャの演技を完全コピーしているんです。ちょっとした仕草や足さばきまでそっくり。
「鳥肌が立つ」って本来は、感動や興奮した時などの良い意味では使わないんですが、でも本当に鳥肌が立った。

そして夫の友人!デブで引きこもりの童貞(って私ではなく映画の中で言われるんですよ)なのに、自分は諜報員で世界中で仕事をしていると本気で思い込んでいて、この襲撃事件でもプロの諜報員気取りなんですよ。その演技に戦慄しました…。

監督はクレイク・ギレスピー。

「ラースと、その彼女」の人だと知って、納得。
だからどこかシュール・コメディのエッセンスがあるのね。
カメラアングルやカメラワークも面白かったです。

これは是非観て欲しいです!



4.5点
http://tonya-movie.jp/

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