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カテゴリ:海外旅行 > 九寨溝&黄龍

9月21日 DAY3 九寨溝


さて、そろそろ皆さんが最も気になるであろう、トイレ問題について言及していきます。

空港ですら殆ど洋式トイレが無い(ツアー参加者の一人は膝が悪くてしゃがめないため、とても不自由されていました)ことからも、基本的に汚いです・・・。
この旅行で何度、ウ〇チを見たことか・・・。

5つあるトイレのうち、1つはウ〇チ有り、1つはドアが無い、1つは鍵がかからない、1つは水が流れない、で、(日本人には精神的に)1つしか使えないじゃん!ということもありました。

洋式があってもあえてしゃがむのを(和式と呼ぶのも、ねぇ?)選ぶのは習慣の違いとして受け入れるとして、すごーく不思議なのは、鍵がかかるのにかけず、水を流せるのに流さない人が多々いること。
一度、ドアを開けたらしゃがんでいる人と目が合ってしまい、鍵がかからないのかぁ・・・と気まずい思いをしながら待ち、次に入ったら流れておらず、ぎえっ!水も流れないのかぁ・・・と思ったら、流れるし鍵もかかったということも。


結果的に黄龍ではケーブルカーに乗る前と下山してからしかトイレに行かなかった為、山のトイレの状況は分からず。
九寨溝は、洋式で、画期的なオートビニール巻き取りシステム?となっており、むしろ街中のトイレより衛生的でした!
↓こんなの
http://www.club-t.com/special/abroad/kyusaiko/qa.htm


で、九寨溝。
黄龍はケーブルカーで昇って、下山しながら様々な池を観るという方式でしたが、九寨溝は山の中に専用バスが走っていて、それに乗って様々なポイントに行くという方式です。
何だか楽そうに聞こえるかもしれませんが、ホテルを7時半に出発し、戻って来たのは17時半。お昼休憩を除くと、なんだかんだ8時間位、ちょっとバスに乗っては15分歩き、またちょっとバスに乗っては30分歩き、を繰り返して疲労困憊でした。


で、このバス!
ざっくりAとBとCの3ルートがあるとしましょう。
麓で最初のバスに乗るのですが、これがもう地獄絵図。阿鼻叫喚。
まるで満州での引き揚げ列車に乗るかのような命がけ状態です。
あまりに混雑しており、乗るのに必死でルートなんて選べません。
ここでAルートのバスに乗ったとしたら、その後はBルートに乗ってと、後からルートを決めていくことになります。

で、この循環バス。英語表記が無くて分かり辛いのですね。
黄龍は個人でも観光できると思いますが(実際にガイドさんは、「この先が五彩池です。では14時15分に麓で!」てな感じでしたし)、九寨溝はガイドさんが同行しないと厳しいと思います。
私一人だったら、無限バスループにはまり、一生九寨溝から出られなくなりそうです。


昨日も書きましたが、九寨溝のレストランは1か所しかなく、ブッフェですが食べたい物が全然ありません。
ちなみにこの日の朝食はホテルだったのですが、やはり食べたい物が全然無く、蒸しパンを2つほど齧り、部屋に戻ってシリアルバーを食べました。
さすがにひもじく、夜は付いていたホテルでの夕食を放棄し、ガイドさんにお薦めレストランに連れて行ってもらいました。


とは言え、九寨溝も素晴らしい風景です。
思わず叫んでしまったくらい。

透明度が高すぎて反射してしまい写真が撮れないくらいの五花海
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コバルトブルーの五彩池
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9月20日 DAY2 ③


豆知識④
黄龍&九寨溝旅行に持って行って一番良かった物は何だと思います?
ティッシュ。確かに必需品です。でもホテルのトイレットペーパーをグルグルして持って行くことも出来ます。


それはですね・・・「割り箸」です!

これはねー、私も旅行前にネットで色々調べていて、知らない人のブログで偶然知ったのですが。

黄龍(ケーブルカーの麓辺りにある)も九寨溝(中腹にある)も、レストランが1か所しかなく、そこでお昼ご飯を食べるしかないのですが、
な、なんと、お箸が割り箸の使い回し(!)なのです。
鉄でもプラスチックでも木でもないですよ。割り箸ですよ。
一応、洗ってあるテイにはなっていますが、怪しいもんです。

ツアーの女性陣が恐怖に慄く中、私は少しも動じずに新品の割り箸を取り出します。
何たる準備の良さ!と賞賛と羨望の眼差しの中、私は売るほど割り箸を持って行きましたので、皆さんにお分け致しました。

私も知らない人のブログに助けて頂きましたので、黄龍&九寨溝のレストランのお箸は割り箸の使い回しであることを、これから行く方々にお伝えしていきたいです。


お味は、黄龍より九寨溝のレストラン(ブッフェ形式だけど貧相で食べたい物がまるで無い)の方が更に酷いです。
日本から持って行ったシリアルバーが本当に役立ちました。

この日は、ホテルのレストランでディナーだったのですが、これまた酷く、 (九寨溝<ホテル<着龍という順番かな)翌日の夜はツアー参加者全員一致で、別途お金を払って外食しに行きました・・・。

それでは黄龍については以上です。

9月20日 DAY2 ②

9時頃、黄龍到着。
四川省アバ・チベット族チャン族自治州松潘県にあり、1992年に世界遺産に登録されています。
なんと、黄龍と九寨溝がチベット族以外の人間に存在を知られるようになったのは、1970年代に入ってからなのです。たまたま森林伐採に来た人に発見されたのだそうです。


ロープウェーで中腹まで一気に行くことが出来ます。
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ロープウェイ降り場から、横道を1時間くらいハイキング。
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ついに五彩池に到着です!!!
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五彩池の周囲をぐるりと登って降りて1時間。
そして2時間降りながら様々な池を観賞します。
ちなみに遊歩道が整備されているので、スニーカーでOK。
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本題の高山病について。
ここまで様々なトラブルに見舞われましたので、不吉な予感、これは絶対に高山病になるに違いないと不安に慄いておったのですが、むしろ厄落としが出来たということでしょうかね。
私はセーフ!でした。
ひとえに、私のリサーチ&周到な準備の賜物と言えるでしょう。(アクシデントにより、寝不足とはなってしまいましたが・・・)
ちなみに、同じツアーの参加者10名のうち、2人が軽度の高山病に。
罹患率20%ということなのでしょうかね。


豆知識③
高山病予防について。
・予防薬のダイアモクスは万能薬ではありませんが有るに越したことはないでしょう。
・寝不足はNG。
・もちろん風邪はアウト。
・前日はお酒とバスタブに浸かるのを控える。(血流を良くしてはならないみたいです。)
・こまめにたくさん水を飲む。(1日2リットルを少しずつ)
・走ったりはしゃいだりしない。

ワタクシ、日本から「酸素プラス」というミネラルウォーター500mlボトルを、なんと、11本持って行きました。
海外旅行には50回以上行っていますが、初めて、行きより帰りの方がスーツケースが軽くなりましたよ。

罹患者のうち1名(男性)は、前夜にコンビニでビールを買って部屋で呑んだとのこと。(※この人達はあまりに勉強不足。)
もう1名は、飲酒はしていないが、ものすごく細くていかにも身体が弱そうな女性でした。
なんか、中国人の方々は大声でベラベラ喋りながら酸素ボンベで酸素を吸うという矛盾した行動をみせていましたが、ホンモノの高山病患者はすぐに分かります。顔が紙のように白くなりますからね。


先ほど、さらりと2時間降りながら様々な池を観ると書きましたが、みなさん、ひたすら同じ階段を2時間降ったことはありますか?
これ、想像よりずっと辛いです。
黄龍で一番キツかったのは、五彩池に登ることより、この2時間の降りです。
徐々に幻惑してきて、足を踏み外しそうになります。

足元ばかり見ながらひたすら降っていると、どこからか物凄くセンスの悪い中国語の歌謡曲が聞こえてきます。
中国人の中年の夫婦が、自らを鼓舞するためでしょうか、スマホで大音量で音楽をかけながら降っていました。
これには素晴らしい風景が台無し!と、彼らを引き離すために必死でスピードを上げて降ります。ようやく音楽が聞こえなくなってきたので、歩みを緩めます。すると、また背後から音楽が近付いてくるのですよ!
早足⇒引き離す⇒緩める⇒追いつかれる⇒早足・・・
まるでホラー映画のようでした。

そして、ようやく麓に到着。
なんと、10名のうち私がトップでゴールしました。
おそるべし中年夫婦・・・。

9月20日 DAY2 
成都⇒九寨溝空港⇒陸路で黄龍へ。


アクシデント③

ハッと飛び起きる。
時計を見たら4時17分。
我が目を疑いました。時が止まりました。
しつこいですが、ホテル発4時30分です。
あと13分で何が出来るんだ!?と大パニックになって、顔も洗わず歯も磨かずトイレも行かず、とにかく服だけ着て、荷物をスーツケースに押し込んで部屋を飛び出しました。
何とか皆さんを待たせず空港までのバスに乗る。

なお、ツアーだけど、旅行会社の人はホテルから空港まで送ってくれるだけで、自力で成都から九寨溝まで行かねばならず、また、空港までのバスに乗った人達全員が同じツアーという訳でもなく(混載車だった)、九寨溝空港で初めて同じツアーの人が分かるという段取りでした。
これ、後のアクシデントに繋がってきます。

豆知識①
日本だと国内線は出発1時間前で余裕、30分前でも何とか乗れると思いますが、中国では国内線でも2時間前には空港に行かねばです。 なぜなら、ものすごい人で、チェックインも出国審査(国内線でもある)も手荷物検査も尋常じゃないほど混んでいるから。

自動チェックイン機でチェックインし、スーツケースを預け、ものすごい長蛇の出国審査の列に並ぶ。
(ちなみにまだトイレにも行けていません。)


アクシデント④

ふと見上げたら電光掲示板があって、便名が縦に並んでいて、その横に名前が表示されているのですが、まさかの自分の名前が。
なんですけど、空港なのに信じられないのですけど、名前以外はまさかの英語表記無し、全て漢字なのですよ!!!
前後に並んでいる人に英語であれはどういうことなのか聞こうと思ったのですが、どう見ても英語は話せないだろう中国人のおばちゃんばかり。

皆さんならどうしますか?
搭乗時刻まで30分を切り、あと3名で自分の番、後ろには最後尾が見えないくらいの長蛇。
ここで列を離脱して、空港職員に聞きに行く勇気あります??
私には無かった。
そうしたら出国審査の自分の番が来て、職員に宣告されました。
「あなたが預けたスーツケースに問題があったので、カウンターに行って下さい」
・・・ギャーーー!!!
何それ、私、乗り遅れるんじゃね!?

半泣き状態でカウンターに行くと、スーツケースにバッテリーが入っているだろうと言われる。
は?バッテリー!?


豆知識②
中国の飛行機では、預け入れ荷物に携帯電話を入れてはなりません。 充電器の部分がバッテリーという扱いになります。

寝坊してバタバタして、仕事携帯はスーツケースに入れてしまったんだよ。。

携帯を取り出し、再度X線にかけられ、OKもらうまで10分。

再び出国審査の列へ。
この時点で搭乗時刻の10分前。
前に並んでいる人数と一人にかかる時間を計算するという、あまり意味は無く、ただ気持ちが焦るだけのことに頭を使ってしまうワタクシ。。。

出国審査を終えた時点で搭乗時刻が過ぎ、手荷物検査を終えた時点で10分過ぎ、国内線だから普通に置いていかれるんだろうなぁ、ところで搭乗時刻と出発時刻の間は30分あるけれど、本当にゲート閉めるのはどのタイミングなんだろうか?とかグルグル考えながら、搭乗口まで走る。
これがまた九寨溝という僻地行きだから、搭乗口が遠いのなんの。
搭乗口に着いたのが、搭乗時刻15分過ぎ。
ラストコールになっているだろうなと思いきや、まだみんな待ち合いスペースに座っている!

ここで例の、中国発着の飛行機はほぼ遅延するというのがプラスに働きました。
なんと30分ディレイ・・・。
私、なんでこんなに汗だくになったんだろう。

おかげさまでトイレで歯も磨けてお化粧も出来ました。


なんとか九寨溝空港に到着。
ここで同じツアーの参加者他9名と顔を合わせました。
うち4名は成都でスーツケースが行方不明になった仲間でした。

九寨溝空港は、黄龍と九寨溝の間にあり、黄龍までは車で1時間半、九寨溝までは2時間かかります。
既に空港の時点で標高3000メートルあり、黄龍に行く途中で4007メートルの峠を越えねばなりません。
まずはここが高山病の難所①です。
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※写真は標高4007メートル地点のもの。  


ところで、冷静になってみて気付いたのですが、あの電光掲示板に並んだ漢字。
「行李」という2文字があったのですよ。
行李=baggageってことですね。
テンパっていなかったら気付けたかもしれないけれど、あの時は無理!

実は去年(※2014年)のシルバーウィークも黄龍&九寨溝に行きたかったのですが、なぜかJTBのツアーを申し込んだのが私一人だけで、催行されなかったのであります。

今年は一人でも催行可能なツアーを申し込みまして、やる気満々だったのですが、会社の旅好きの先輩に高山病の可能性を指摘され、真っ青に・・・。
リサーチ不足で、そんなに標高が高いとは知らず。

そして私は卒業旅行のスイスで高山病になった経験が。
あれは本当に辛いのですよ。まさに漫画のように、目の前が渦巻き状態になり、上下が逆さまになります。

そこからは、ひたすら高山病予防のリサーチ。病院でダイアモクスという予防薬も処方してもらいました。
高山病予防については追々書いていきます。


9月19日(土)DAY1

中国東方航空で、成田⇒上海⇒成都へ。
全日空で成田⇒成都直行のツアーもあったのですが、4泊5日で35万!(エコノミーですよ。)
さすがに高いと思い、中国東方航空に。でも一人参加だとプラス7万円かかり、ツアー代金26万弱。7月に行ったチェコ&ドイツの旅費の方が安かった・・・。

JALとコードシェアだったけど、機体は中国東方航空。
ちなみに機内食はかなり厳しいものがありました。


上海空港で5時間も待ち時間があって、市内に出るか迷ったのですが、行かなくて良かった。
この時点では同じツアーの参加者が何人いるのかも分からない状態だったのですが(成都まで各人で行き、成都空港に迎えが来ることになっていた)、ツアー参加者の一人が上海市内に出てあのタワーに上ったところ、あまりに混んでいて想定以上に時間がかかり、なんと上海⇒成都便に乗り遅れるという事態が勃発していたのであります。
時間を潰すために市内に出て飛行機に乗り遅れ、結局また空港で4時間潰すことになるという皮肉な結末。ちなみに彼が成都のホテルに着いたのは深夜2時半だったそうです。なお、翌日のホテル出発時間は朝4時半でした。

出発の数日前に上海に駐在していた友人とご飯を食べたのですが、どこの飛行機かは関係無く、中国発着便はほぼ遅延すると聞き、そもそもの成都到着予定時刻が21時05分で、翌日はホテル発が朝の4時半!だったので、ものすごく不安だったのです。(寝不足だと高山病のリスクが高まる)
が、幸運なことに定刻で成都空港着。

しかしここからはアクシデントの連続・・・。


アクシデント①

成都空港に飛行機が到着。
目の前のバスに乗ってターミナルに移動。
スーツケースが出てくるのを待つ。
・・・出てきません。
スーツケースが行方不明になったのって、それこそ卒業旅行のローマ以来だったので、油断しておりました。
一泊分の荷物は手荷物にしておくべきだった。登山用の服やら諸々全てスーツケースの中。こんなワンピースで黄龍に行ったら凍死する・・・。

ふと周りを見たら、スーツケースが出てきていないのは7名の日本人だけ。 みんなで係員のところに行って調べてもらったところ、「あなた達の荷物はターミナル2にある。これからターミナル2に連れていく」とのこと。
ここで私は重要なことに気付きました。
「ターミナル2!?日程表には、そもそもターミナル2に到着すると書いてある。荷物がターミナル2にあるということは、私は今どこにいるんだ!?」
いまだに何故バスが違うターミナルに行ったのか分かりません。
バスに乗る際も何もアナウンス無かったし。

1時間くらいロスしてしまったのですが、7名のうち5名が同じ旅行会社の客だったので、さすがにお迎えの人は帰っていないだろうと信じて出口へ。
無事にお迎えの人にも会えてホテルへ向かう。

翌日が早いこともあり、「成都空港暇日酒店」という空港近くのホテルでした。それは良かったのですが・・・。


アクシデント②

ホテルにカラオケスナックみたいなものが併設されていて、うるさくて眠れない。
カラオケ終了したの零時半。
しつこいですが、4時半ホテル発。
ちなみに金曜も1時間しか寝ておらず、2日連続の寝不足。
ここまでなるべくご飯の予定も入れず、体調管理に心がけていたのに。
絶対に高山病になると怒り心頭で就寝。
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