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美術展・イベント

横浜美術館で1月13日(月・祝)まで開催中の「オランジュリー美術館コレクション ルノワールとパリに恋した12人の画家たち 」に駆け込んできました。
https://artexhibition.jp/orangerie2019/

オランジュリー美術館の所蔵作品がまとめて貸し出されるのは極めて稀なのだそうです。
日本では21年振り!

正直、これといった傑作は来ていないのですが、
(ルノワールの「ピアノを弾く少女たち」もオランジュリーが所蔵しているのはスケッチのようなもので、最も完成度が高いのはオルセー美術館が所蔵しています。)
シスレー、モネ、セザンヌ、マティス、ルソー、ピカソ、ルノワール、モディリアーニ、ドンゲン、ドラン、ローランサン、ユトリロ、スーティンが勢ぞろいしているのは見ごたえありますし、流れもよく分かり、勉強になります。

面白かったのはローランサンのシャネルの肖像画。
二人は同時代の寵児で、ローランサンはシャネルの肖像画を描いたのだけど、シャネルは受け取りを拒否。それに対しローランサンは「田舎娘ね!」と揶揄したのだそう。

上野の森美術館で1月13日(月・祝)まで開催中の「ゴッホ展」に駆け込んできました。
いやぁ、三が日に行ったら激混みで、入場まで50分待ち・・・。
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ゴッホに影響を与えたハーグ派と印象派という2つのポイントから構成された展示なのですが、正直、あまり見ごたえが無かったなぁ。

目玉となる作品も「糸杉」くらいでした。

あまりに混んでいて、鑑賞する気力を奪われていたのかもしれません。
やはり美術館に行くなら平日だね・・・。

https://go-go-gogh.jp/

上野の東京都美術館で12月15日(日)まで開催中の「コートールド美術館展 魅惑の印象派」を観てきました。
https://courtauld.jp/index.html

イギリスが誇る印象派・ポスト印象派の殿堂であるロンドンの「コートールド美術館」が所蔵する作品は、殆ど貸し出されることはないそうです。
が、このたび美術館の改修工事のために多くの名作が来日。

マネの最晩年の傑作《フォリー=ベルジェールのバー》、ルノワールが第一回印象派展に出品した記念碑的作品《桟敷席》、観られて良かった。
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他、モネ、シニャック、セザンヌ、ドガ、ゴーガン、ボナール、ロートレックなどなど60点が勢ぞろい。

なお、美術館の創設者であるサミュエル・コートールドは、レーヨン(人口絹)で巨万の富を得たのだそうです。

上野の東京都美術館で7月10日まで開催中の「クリムト展」へ!
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私は昨年ウィーンに行った際、ベルヴェデーレ宮で「ユディトⅠ」と今回来日していない「接吻」は観たのですが、いくつか観たい作品が来日しているので行ってみました。

日本初来日のローマ国立近代美術館所蔵の「女の三世代」、オーストリア演劇博物館所蔵の「ヌーダ・ヴェリタス」が観られて良かった。

それにしても平日なのに物凄く混んでいた。
日本人てこんなにクリムトに興味あったっけ??



https://klimt2019.jp/

ワシントンにある私立美術館「フィリップス・コレクション」から75点が上陸しております。
ダンカン・フィリップスが開いたこの美術館は、アメリカ初の近代美術館で、MOMAより歴史が古いのであります。

全員巨匠!というキャッチコピー通り、展示されている作品全てが巨匠によるものです。
マネの「スペイン舞踊」とドガの「稽古する踊り子」、ジャコメッティの「モニュメンタルな頭部」見られて良かった。

ただし展示順が、ダンカン・フィリップスが集めた順になっているので、なんかテーマを感じにくかったなぁ。
なんというか、これを伝えたい!という熱い企画意図が感じられなかった。
「フェルメール展」も同様。単に展示しているだけ。
「ムンク展」では情熱を感じられた。

開催は2019年2月11日まで!
https://mimt.jp/pc/

上野の東京都美術館で1/20(日)まで開催中の「ムンク展」に行ってきました。
展示作品の100点が全てムンクの作品という貴重な大回顧展です。
https://munch2018.jp/

何年か前にオスロでムンク美術館に行きましたが、ツアーで慌ただしかったので、あまり記憶が無い…。

「叫び」を始め、「絶望」「マドンナ」「吸血鬼」「接吻」「生命のダンス」も。
「叫び」って5パターンあるですよ。
とか、ムンクの画風やモチーフの変遷などがよく分かる、見応えたっぷりな展示となっています。

個人的には、「青いエプロンをつけた二人の少女」「星月夜」「庭のリンゴの樹」「赤い蔦」「浜辺にいる二人の女」が好きです。

音声ガイドによると、ムンクが「絵について説明することは出来ない。説明できないから描くのである」というよなことを言っていて、本当にそうだなと思いました。
「考えるな、感じろ」
よく、「絵なんてよく分からない」と言う人がいますが、分かるとか分からないとかではないのでは?と思います。
単に美しいなと思うだけで、癒されません?

昨年は7つの美術展を観に行きました。
一番良かったのは「至上の印象派展 ビュールレ・コレクション」です。
今年は「フィリップス・コレクション展」「クリムト展」(去年、ウィーンで「接吻」観ましたが)「コートールド美術館展」
「オランジュリー美術館コレクション」を観に行かねば。

美術館にはなるべく平日の空いている時に行きたい!
チケットは夏に購入済みだったのですが、ようやく行けました。
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12月17日迄なので、駆け込みです。
ちなみに、オンラインチケットだったので、ソフトバンクの通信障害で焦りました…。

私、ナビ派のボナール(とドニ)が大好きで。
どうしてこんな色彩を生み出せるのだろうと。
本当に癒される。ずーっと見ていられる。

オルセー美術館からボナールコレクションが一挙来日!
30作品が初来日!!
http://bonnard2018.exhn.jp/

ボナールの最期の作品が見られて良かった。
そして、ボナールの「芸術とはコンポジットだ」という言葉に感銘を受けました。





ものすごく楽しみにしていたのですが、ビックリするほどイマイチでした…。

確かに、寡作で現存作が35点といわれているフェルメールの作品が9点も揃っているのは凄いと思いますし、日本美術展史上最大のフェルメール展というのはそうなのでしょうが、いかんせん、フェルメール以外の展示作品が少なすぎ&大した作品がなさすぎ。

混雑を避けるためだと思いますが、展示作品に文字の説明がなく、代わりにチケット代に音声ガイド機が込みになっています。それにより、早い人なら15分で観終わるかも…。
私はじっくり観たつもりだけど30分しかかからなかった。

これで2,500円は高いと思う。
あと、石原さとみは大好きな女優さんだけど、音声ガイドが棒読み過ぎて、残念だった。

目玉作品の「牛乳を注ぐ女」、オランダ国外に持ち出せたのはルーヴルに続いて二度目とのことで、産経新聞なのかフジテレビなのか、どんなパイプ持っているんだ!?すげー!とは思いましたが、私、アムステルダム国立美術館で観てるんだよね…。

なお、日時指定入場制で事前にチケットを購入する必要があります。

東京での開催は2019年2月3日までで、フェルメール作品が9点になるのは、2019年1月9日以降となります。

上野の東京都美術館で開催中(7月8日まで)の「プーシキン美術館展」に行ってきました。
http://pushkin2018.jp/

17世紀から20世紀の風景画65点が展示されています。

かつて、絵画の最上位は宗教画と歴史画で、風景はあくまでも背景でしかありませんでした。
17世紀あたりから、宗教画でも風景がフォーカスされるようになり、画家達も自然への意識が高まっていき、19世紀には風景画が人気を博していきました。
その変遷がよく分かる展示になっています。

私は印象派以降の絵画にしか興味が無いので、最初の方はさらっと。
モネ、シスレー、セザンヌ、ボナール、ドニの絵画に癒されました。
(最近やたらボナールとドニのナビ派が好きです。)

ところでなぜポスターなどのメインビジュアルが、モネの「草上の昼食」ではなく、ルソーの「馬を襲うジャガー」なんだろう?インパクト??



5月7日まで六本木の国立新美術館で開催中の「至上の印象派展 ビュールレ・コレクション」に行ってきました。
http://www.buehrle2018.jp/
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かつて西洋絵画には階級があり、最上位が宗教画と歴史画、次いで肖像画、風俗画と風景画が続いて、最下位が静物画でした。
これは何となく分かりますよね。宗教画と歴史画は目の前にないものを創造力と知識で形にしなければならない。
目の前のものを技術で本物みたいに描くよりも、高尚とされていた訳です。
肖像画も分かります。写真が無かったから、その人の姿を残すには絵画しかなかった。
風景画と静物画。本物みたいに描けててすごーい!…って、だったら本物見ればよくね?ということですかね。

「絵画なんて、作者も背景も系統も関係無い、観て感じろ!というのもありだと思います。
本展もそういう風に観てももちろんOKだと思いますが、ちゃんと系統立てて観たいという方に本当にお薦めです。
そして、是非とも520円で音声ガイドを借りてください!!

私は(多くの人がそうですよね?)印象派・ポスト印象派・フォーヴィズム(野獣派)あたりが好きです。
私は小さい頃から絵を描くのが得意で、内心、漫画家になりたいと思っていたこともあります。が、小学校高学年で薄々、そして中学で決定的に、私は器用なだけで、目の前のものを写しているだけだと気付いてしまったのです。それでもまぁ、高校では美術部の部長をやらせてもらいました。
何が言いたいかと言うと、(当初は「未完成?」だの「印象しかない」と言われていた)印象派の作品って、同じ風景を見ているはずなのに、なぜこんな風に描けるのだろう?この色はどこから?と思いません??

話が脱線してしまいましたが、今回の美術展。
印象派といっても、風景画に重きを置いていたマネとモネ、人物画に重きを置いていたルノワールとドガ。その違いが分かるとても良い展示だと思いました。
また、セザンヌ(ポスト印象派)のコレクションは特に興味深かったです。
暗い色調のロマン主義的な絵を描いていたセザンヌが、ピサロ(印象派)の影響で淡い色彩にガラリと画風を変え、そしてやがて多視点を持つようになり、それが後のキュビズムに繋がっていく。その変遷がよく分かる素晴らしい展示でした。
他、シニャックの点描画法がどれだけ多くの人に影響を与えたか等々、誰が誰にどんな影響を与え、それが後の美術傾向をどう変えたかが、とてもよく分かる展示になっています。

まとめると、印象派以降の系統と変遷がよく分かる、素晴らしい展示です。

もちろん、最も有名な少女像と言われているルノワールの「可愛いイレーヌ」やセザンヌの「赤いチョッキの少年」など目玉作品も多数展示されています。

今回展示されている作品は全て、エミール・ゲオルク・ビュールレという個人の実業家が集めたものです。
半数以上が日本初公開。
そして2020年にチューリヒ美術館に全コレクションが移管されることが決まっており、ビュールレのコレクションとしてまとまって観られるのは最後の機会となります。
どうやって個人がこんなにコレクションできたんだ!?ビュールレって何者!?と驚きますが、まずは、買った当時はこんなに高額ではなかったということがあります。
そして、ビュールレは武器商人だったのですね。まぁ、この時代に巨万の富を築いた人はほぼ100%軍需産業に関わっているのだと思いますが。
でもビュールレの生涯を振り返ってみると、中学生くらいから美術に興味があり、大学では哲学や美術史を学び、養父の持つ機会工業会社に就職。そのうち戦争が始まって武器を作るようになったら巨万の富を得てしまい、長年の夢だった絵画を集めた。なんか、悪い人には思えないのです。

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