発売されてから1年も経って今更ですが、面白かったわー。
浅倉さん、初めて読みましたが、天才じゃね?

超人気企業の最終選考に残った6人の大学生。
最終なのにグループディスカッションで、課題は、話し合いで内定者を1人選べというもの。

当初の予定では、グループディスカッションではあるものの、内容は、「この企業の課題を見付け、どう進めていくか議論する」というもので、6人全員が内定を勝ち得る可能性もあるということだったのですね。ところがその後、内定者は1人ということになり、上記の内容に変わったと。

なので6人は週に何度も集まっては、課題を考え、最終試験の準備をしていたのです。
なので、ライバルではなく仲間になっていた。

それなのに1人選べという試験に変わり、そして裏切り者が現れる。
会議室に6通の告発文が見付かり、それぞれの過去の悪事が暴かれるのですね。

一体、犯人は誰なのか?

「ゴーン・ガール」的な構成で、前半と後半で視点が変わり、景色が180度変わります。
大ドンデン返しに次ぐ大ドンデン返し。
更に小ドンデンがたくさん。
伏線の張り方も回収も素晴らしい。

映像化するかなぁ。
大部分が会議室の出来事だから、舞台化の方が面白いと思うなぁ。