乾くるみさんと言えば、『イニシエーション・ラブ』ですよね。
こちらは私もすっかり騙され、ラストでえぇ!?となったのですが。

で、本作。
正直、時間返せって思いましたね。

里谷正明が内田春香と知り合ったのは、会社の先輩に誘われたスキー旅行がきっかけだった。
早くに両親を亡くして高卒で工場勤務の正明にとって、美人で裕福な家庭に育った大学院生の春香は高嶺の花に思えたが、二人は付き合うことになり、正明は幸福に包まれる。
ところがある日、正明と春香が街を歩いていると、見知らぬ男に春香が呼び止められる。その男は、春香のことを歌舞伎町のパブに勤めている美奈子だと断じるのだが・・・。

オチに何のヒネリも感じず、だから何?となりました。
あと、春香の行動と動機が全く理解できない。

ここからは読んだことのある人だけに。





・なんで美奈子になり替わってパブで働いてたの?
・美人で裕福な家庭に育った大学院生なら、もっと良い男と出会えるでしょうに。この世に正明と紀藤と男が二人しかいない訳じゃないんだから…。