2006年に上梓された作品です。
帯の“衝撃のラスト一行に瞠目!”が気になり読んでみました。

ミリエルというブランドの香水を売り出すため、企画会社が考えたのが、渋谷のギャルを発信源にミリエルにまつわる様々な噂話を発信するという、WOM(口コミ)を利用するという方法だった。
その中の一つである「レインマンが出没して、女のコの足首を切っちゃうんだ。でもね、ミリエルをつけてると狙われないんだって」という都市伝説モドキの噂が広まり、香水はヒットする。
が、その噂が現実となり、足首の無い少女の遺体が次々と発見され…。

続きが気になって一気読みしました。
その点では読ませる力があります。
が、犯人がなぁ。ちょっとショボイ感が否めない。

そしてラスト一行。
犯人があの人だった時点で、どんな衝撃か想像つくと思うんだよね・・・。

事件を追う警視庁の警部補(若い女性)と所轄の刑事(おじさん)の凸凹コンビ感は、ありがちと言えばありがちですが、小気味良かったです。