性的不能のはずだった夫が浮気していた。
しかも相手は自分よりも一回り以上年上の太った醜いおばさんで・・・。

主人公は本当は子供が欲しかったのだけど、半ば諦めていたのですね。
それなのに、実は夫は特殊な相手(太った醜いおばさん)には可能で、しかも浮気していた。
このダブルショック。
主人公は、起き上がることも眠ることも出来ず、ただただ横たわることしか出来ない状態に陥ります。

浮気相手が自分よりも若くて美人だった方がマシだったんだろうかと考えたり。
出張ホストを呼んで自分も浮気し、セックスの相対価値を引き下げようとしたり。
混沌と混乱。
加藤さんの実体験ではないか?と思うほど、リアルに描いています。
加藤さん、まだ33歳なのに・・・。

基本的にはひたすら主人公の心情を描写する小説なので、面白いか?と聞かれると、そうでもないですが。