元々は詩人で、本作がミステリ長編デビュー作とのこと。
1955年に刊行され評判になったものの、絶版状態となっていた幻の名作が、2006年に再翻訳で復刊。
という帯に惹かれて読んでみました。

ワイン商の主人公が恐喝犯を追いつめていく、素人探偵もの。
なんですが、追いつめていく過程に、推理やトリックみたいなものが殆ど無く、これってミステリ??と。
人間ドラマ??
面白がるポイントが分かりませんでした・・・。
当時は斬新だったのかしら・・・。

やはり、名作と言われる昔のミステリって、リスキーだなぁ。
と思いつつも、次はフレッド・カサックの『殺人交叉点』を読む予定です。