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タグ:コリン・デクスター

コリン・デクスターのモース主任警部シリーズ、『キドリントンから消えた娘』に続き、こちらも読んでみました。

ウッドストック行きのバスがなかなか来ず、しびれを切らした二人の若い女性がヒッチハイクする。
その晩、一人が殺された。だが、もう一人の娘が名乗り上げて来ず…。

本作も、キドリントン程ではないですが、ビルドアンドスクラップアンドビルドの連続のジグザグミステリー。

でも私は、ある単語(名詞)から、もう一人の娘はこの人じゃないかな?とうっすら思ったんだよね。
でもなんか、目くらましが巧いのよ。
ネタバレになるから書けないのだけど、違う要素が入ってきて、そちらに気を取られているうちに、疑いを忘れてしまったというか。

ミステリって技術ですよね。
私には絶対に書けない…。伏線も張れないから、すぐに犯人バレてしまいそう…。

2年前に失踪して以来、行方が分からない女子高生バレリーから両親に手紙が届くが、「元気だから心配しないで」という素っ気ないものだった。
バレリーはなぜこのタイミングで手紙を書いてきたのか?本当に生きているのか?
事故死した同僚から捜査を引き継いだモース警部が奔走する。

モース警部が何度も推理を組み立て、捜査します。
ビルドアンドスクラップアンドビルドの連続のジグザグミステリー。
多重解決ものと言えるくらい、1つ1つの推理がなるほどー、と思えるのですよ。
でも違う。で、また推理すると。

ハードボイルドっぽい文体も嫌いじゃないですね。
一気読みしました。



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