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タグ:北森鴻


『凶笑面』に続いて北森本2冊目。


男子高校生が謎の焼身自殺を遂げた。
数年後、作家・阿坂龍一郎宛てに事件の真相を追跡した手紙が次々と送りつけられる。
なぜ阿坂のもとに?そして差出人の正体は?


男子高校生の焼身自殺=過去
阿坂の身に次々と起きる怪事件=現在
という2つの軸で物語は進んでいきます。

叙述トリックを用いており、ラストどんでん返しが。
私は騙されました。
トリックは凝っていますが、犯人の動機などドラマ部分には少し難があるように思います。


異端の民俗学者・蓮丈那智が助手の内藤三國と共にフィールドワークへ出かけ、事件に遭遇、民俗学的考察を交えながら解決していく。
というシリーズで、5巻まで刊行されています。


本作は面や祭祀などをテーマに5つの短編が収録されています。
舞台は民俗学なんだけど、もう少し事件の解決に民俗学が生かされていて、オチた感じがあると良かったなぁ。


ドラマ化できそう?と思って読んだのですが、そんなに面白くなく、しかも10年以上前に木村多江でドラマ化していた。
(私のイメージは蓮丈那智が菜々緒、助手の内藤三國が窪田正孝だったんだけど。「アンナチュラル」のさらにツンデレ版。)

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