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タグ:林真理子

『風と共に去りぬ』を、林真理子さんがスカーレットの視点で再構成されました。
私はマーガレット・ミッチェルの原作小説も読んでいるし、ヴィヴィアン・リーがスカーレットを演じた映画も観ておりますが、やはり面白かった。
林真理子さんは大好きな作家さんで、著作全て読んでおりますが、文章のテンポが良くてリーダビリティがあります。

原作小説を読んだのも、映画を観たのも中学生の頃で、細かいところは忘れていたというのもありますが、感じ方が変わらなかったことと変わったことがありました。

【変わらなかったこと】
まず、中学生の頃から、アシュレは見掛け倒し男だと思っていて、レット・バトラーの方がずっと魅力的だと思っていたの。なんでスカーレットは、こんなつまらない男に執着しているのだろう、なぜレットの優しさに気付かない?と。
ずっと思ってきていることなのですが、大人しい人って優しいと思われがちだけど、そんなことないですよね。
今回改めて、アシュレって本ばっかり読んでいるけど、実務能力も生活能力も無い男だなと。実はあんまり頭も良くないんじゃないの?と。

【変わったこと】
メラニーって、そんなに嫌いじゃないかも。
少なくともアシュレよりずっと良い。むしろアシュレにはもったいない(笑)
逆にスカーレットにかなりイライラさせられました。
生命力に溢れていて逞しいのが魅力的というのは変わらないのだけど、やり過ぎたね。あそこまでやったら、そりゃレットは離れていくわよね…。

私、アシュレは、スカーレットのことを絶世の美女だとは思いつつも、メラニーはそれを中身で凌駕していると思っているのだと思っていたの。
(スカーレット、君にはメラニーの魅力が分からないのだよ的な台詞なかったっけ??)
スカーレットも、私の方が美人なのに、アシュレはなぜこんなつまらない女を好きなの?と思ってはいるだろうけど、今回の林さんの再構成ではもっと上をいっていて、スカーレットは、アシュレが本当は自分のことを好きなのに、諦めてメラニーで手を打ったくらいに思っているんだよね。そこまでだったっけ??(実際、アシュレもその気配あるように描かれている…)

これはまた5年後くらいに原作を読み直すだな。

『STORY』で21年間連載していたエッセイ「出好き、ネコ好き、私好き」が完結したそうです。
2019年からの約3年分を収録しています。

林さんの仰ることは(ほぼ)全て納得。

私は昔からずっと言い続けてきた。
自分でお金を稼がなくてはならない。
一本の口紅が買えない女にはなってはいけないと。
パートナーに求めてはいけない。
自分を励ますためのものは自分で買わなくては。


金持ちと結婚できなかった女の僻みと曲解する人もいるかもしれませんが、違うのよ。
私は自分のお金で欲しい物を買い、行きたい所に行き、好きなように生きて行きたい。
相手のことが好きじゃなくなったのに、お金のために我慢して一緒にいるなんて嫌だ。
自由でいたい。
(だからうちの会社の女子は離婚率高い…)

断捨離に懐疑的なのも同感。
私いつも思うのだけど、断捨離するくらいなら、最初から買わなきゃ良いんでは??

「週刊文春」に連載中のエッセイ〈夜ふけのなわとび〉を単行本化したもの。
第何弾になるのだろうか??

コロナ、ロシアのウクライナ侵攻、「ちむどんどん」、統一教会、安倍元首相とエリザベス女王の国葬、信長まつり、サッカーワールドカップ。

本当に色々なことがあったなぁと振り返りにもなります。

私、滅多に新書は読まないのですが、林真理子さんのファンなので。

林さんの考え方に共感する部分が多かったです。
〈面白がって生きる〉〈人生を俯瞰する〉
まさに私もそう思っています。

自分の人生が楽しくないな…と思ったら、厳しい言い方をしますが、大人になったら自己責任かなと。
誰かに楽しくしてもらおうとせず、自分で楽しくするのです。向こうから歩いてきてはくれません。

そして私は辛いことや嫌なことがあっても、最終的には人生全てネタだと思っているので、どうやってこれを面白おかしく話そうかなと考えます。

あと、恋人や家族には感情をぶつけやすいですけど、私は、これが友達だったら怒るかな?と考えるようにします。(考えられないこともあるけど…。)

林さんの結婚観も好きです。
「もともと私は、男の人から幸福は得られるかもしれないけれど、男の人に幸せにしてもらおうとは思ったことがありません」
大いに共感。私もその人と一緒にいると幸せだから一緒にいたいだけで、その人に幸せにしてもらおうとは思ったことがないです。逆に言えば、私がその人と一緒にいても幸せを感じなくなったら、もうそれで終わりです。

林真理子さんの「anan」連載エッセイの書籍化、20弾!
おめでとうございます!!

連載をオンタイムでは読んでいないので、林さんが聖火リレーを走ったことなど、オリンピック・・・既にそんなことあったなぁという気持ちになったりで、時の流れの速さを感じます。

出てくるお洋服は買えない(いや、外食止めれば買えるかもしれないけど…)けど、読んでいるだけで楽しいです。

帯に書いてある〈楽しい時間は向こうからはやって来ない。〉に激しく同意。


林真理子さんの「週刊文春」の連載エッセイを単行本化したもの。
タイトルは、朝ドラの「カムカムエヴリバディ」から来ているのね。
(朝ドラは「あぐり」しか観たことがない…。)

コロナ、オリンピック、眞子様の結婚。

実は本作を赤坂図書館で借りて(買ってなくてすみません…)、銀座の某お鮨屋さんに行ったら、大将が「林真理子さんに大変お世話になっていて、弟子の一人は林さんの紹介で入ってきた」と仰った。

で、帰宅して本作を読んだら、まさに!!

抜粋します。

3・11塾の塾生の一人、A君から三月一日に電話があった。
「今日無事に卒業しました。今日高校の卒業式でした」という報告であった。
A君は前にもお話ししたと思うが、調理師志望の青年。私の知り合いの銀座のお鮨屋さんで、夏休みにアルバイトをさせてもらった。その時、親方に「甘ったれるな」とさんざんしごかれ、ものすごく自分が変わったという。彼は親方を慕い、冬休みも、春休みもバイトのために上京した。そしてこの四月から、晴れて親方の下に就職するのだ!

こういうのを引き寄せのチカラと言うのだろうか。
次回、大将にエッセイに載っていたことを教えてあげなきゃ。

梨本宮伊都子妃が娘二人&娘婿の妹の結婚相手探しに奔走する話。
当時の高貴なおうちの母親の一番重要な任務だったのでしょうけど、本当にずっと結婚相手を探している。

徐々に伊都子と林さんが重なっていく・・・。

林真理子さんは好きな作家の一人で、たぶん著作全て読んでいると思う(いかんせん凄い数なので)のですが、先日読んだ『奇跡』でも思ったけど、実在の人物を描いたものより、完全なるフィクションの方が面白いと思う。

本作も巻末に凄い数の参考文献があげられているのですが、なんというか、ダイジェストかつ箇条書きっぽい感じがするのですよ。

発売1週間で10万部突破したんですよね。
普段、本を読まない人が、実名不倫小説というインパクトに押されて買ったんだろうなぁ。

日本を代表する写真家の故・田原桂一氏と梨園の妻であった博子さんの不倫⇒結婚を描いた恋愛小説なのですが、個人的には物足りなかった。

分量的にも短くて、1時間もかからず読み終えてしまったし、事実に基づいている上に林さんのお知り合い(博子さんが林さんに書いて欲しいと頼んだんですよね?)ということもあってか、遠慮が見られると言うか、芯食ってないと言うか。出来事を箇条書きにしたような印象で、心情描写が足りないと思いました…。

林真理子さんの話題の小説をようやく読了。

予備知識無く読んだので、80代の親が50代の引きこもりの子供の面倒を見なければならない、いわゆる8050問題の話だと思っていたのですが、ちょっと違いました。

中学生から7年間引きこもっている息子。
その原因が中学時代のイジメであることを知った歯科医の父は、イジメの加害者を訴えることに。

裁判!?意外な展開に驚きました。

8050問題というより、イジメや親子関係がテーマだと思いましたが、展開が気になり一気読み。

私がこんなところで力説しても何の影響力もありませんが、イジメで苦しんでいる人に伝えたいのは、小中高時代の友達なんてどうでも良いってことですよ。
(地方在住の人が地元の友人が一番大事だから地元に残るとか1ミクロンも理解できん。)

結局、大人になってから付き合いのある小中高の友人なんて、10人もいないし。
今思えば、クラスメイト全員に気を使っている時間があったら、英単語1つでも覚えた方が将来の役に立つし、高校の友達0と引き換えに東大行ってMBBに就職できるなら、そっちを選ぶね。
平均寿命を考えたら、小中高の12年間より、その後の人生の方が何倍も長いからね!
学校なんて行かなくて良いから、勉強はして、良い大学入って、高給取りになって、バカなイジメっ子を見返してやれ。なんなら札束で両頬ひっぱたいてやればいいやん。

「週刊文春」に連載されている林真理子さんのエッセイ、「同一雑誌におけるエッセーの最多掲載回数」としてギネス世界記録に認定されたのですよね。おめでとうございます!!
私もいつも楽しみにしています。(単行本化されてからまとめ読みしていますが。)

今回はコロナとネットバッシングネタが多かったですね。
ネットバッシングに関して、私も林さんに同意。
どうしてこんなに不寛容な世の中になってしまったのだろう。
まぁみんな幸せじゃないということなんでしょうけどね。

他人を引きずり降ろしても自分のポジションが上がる訳ではないのだから、そんなことに労力使わないで、自分のポジションを上げることを考えれば良いのにと思ってしまう…。
ネットに他人の悪口書く暇があったら英単語1つでも覚えろよと。

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