白石さんは一貫して同じテーマを書き続けていると私は思っており、本作も同様。
人間にとって最も重要なのは、お金でも地位でも無く、魂が繋がっている相手である。
今回は不倫ではなく、バツイチの50代男性と、夫を亡くしている40代女性の物語です。
年齢を高めにしたのは、恋愛と結婚がイコールではないように描くためとのこと。
白石さんは、結婚は〈子孫を残す生殖活動〉と切り離せず、その行為自体には物語がないと考えているそうです。書きながら、恋愛は40歳を過ぎてからするものだという思いを強くしたとのこと。
私も基本は同じ考えで、なので白石さんの小説が好きなのですが、とは言え、そのような太い絆を築けない人もいると思うのですよね。そういう人は人生に絶望しなければならないのか?と訊かれたら、そうではないと。多分、ベターハーフ(魂の片割れ)なんて、見付からないことの方が多いと思うのですよ。だからこそ、もし見つかったら、相手や自分が結婚しているとか関係ない、ということなのだろうなと。
いま結婚している人に、相手と魂で繋がっているか?と訊いたら、どれくらいの人がそうだと答えるだろうか…。
人間にとって最も重要なのは、お金でも地位でも無く、魂が繋がっている相手である。
今回は不倫ではなく、バツイチの50代男性と、夫を亡くしている40代女性の物語です。
年齢を高めにしたのは、恋愛と結婚がイコールではないように描くためとのこと。
白石さんは、結婚は〈子孫を残す生殖活動〉と切り離せず、その行為自体には物語がないと考えているそうです。書きながら、恋愛は40歳を過ぎてからするものだという思いを強くしたとのこと。
私も基本は同じ考えで、なので白石さんの小説が好きなのですが、とは言え、そのような太い絆を築けない人もいると思うのですよね。そういう人は人生に絶望しなければならないのか?と訊かれたら、そうではないと。多分、ベターハーフ(魂の片割れ)なんて、見付からないことの方が多いと思うのですよ。だからこそ、もし見つかったら、相手や自分が結婚しているとか関係ない、ということなのだろうなと。
いま結婚している人に、相手と魂で繋がっているか?と訊いたら、どれくらいの人がそうだと答えるだろうか…。