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3点以上

「オール・アバウト・マイ・マザー」「トーク・トゥ・ハー」「ボルベール」のスペインの巨匠、ペドロ・アルモドバル監督の最新作。
私はプロデュース作品も含め、「ライブ・フレッシュ」以降は全て観ております。

本作はアルモドバル監督の自伝的作品となっており、監督本人を投影している主人公をアントニオ・バンデラスが演じています。アントニオ・バンデラスのデビュー作はアルモドバル監督の作品なんですね。そして本作でカンヌ国際映画祭の男優賞を受賞しています。

世界的映画監督のサルバドールは、脊髄の痛みから引退同然の生活を余儀なくされ、心身ともに疲れ切っていた。そんな中、32年前に撮った作品の上映依頼が届く。

現在と子供時代からの回想が交互に描かれていきます。

先に言っておくと、私はアルモドバル監督作品をたくさん観ておりますが、面白いと思ったことはあまりありません。面白いとか面白くないとかそういう次元ではなく、画力がすごいので観てしまう。キム・キドク監督作品も同様。

本作も娯楽作品ではないので面白い訳ではないのですが、画に力がある。
印象に残ったシーンがたくさんありましたが、ラストはすごかったなぁ。私が映画監督だったらパクりたいもの。

誰にでも、辛い過去はありますよね。思い出すと心が痛いから封印したい。私もたくさんあります。でもそのことが足かせになって前に進めないというのであれば、もったいないです。例えば失恋して次の恋に進めないとか。
ということを感じさせてくれる映画でした。

あと・・・アントニオ・バンデラスが老けたなぁ。


3.5点
https://pain-and-glory.jp/

映画としてはマジしょうもないと思いました。
そもそも普段の私なら観ない部類の映画なのですが、マーゴット・ロビーが好きなので観ちゃったんですよね・・・。

監督のキャシー・ヤンは、「ウォール・ストリート・ジャーナル」の記者だったそうで、本作がメジャー初監督?
映画なめとんのかと思うわ。
中国資本への何らかの忖度かしらん。

ジョーカーと別れたハーレイ・クインが、謎のダイヤを盗んだことで街を牛耳るブラックマスクから狙われている少女を助ける?話。
グダグダ。

3点
本当は2.5点付けたいところだけど、マーゴット・ロビーは可愛かったので。
http://wwws.warnerbros.co.jp/harleyquinn-movie/index.html

グザヴィエ・ドラン監督の最新作です。
私がドラン監督を初めて知ったのは3作目の「わたしはロランス」で、ポップで美しい映像なのに心をかき乱すストーリーで、画面から伝わる力強さに圧倒されました。
それと同時に、ドラン監督が俳優顔負けのイケメンと知り、しかもロランスを撮った時はまだ22歳位で、その若さと美貌と才能に衝撃を受けました。
以来、ドラン監督の作品はほぼ全て観ております。
なお、前作の「たかが世界の終わり」はカンヌ映画祭でグランプリを受賞しています。

で、本作。
まず、「生と死」ではなく、「死と生」というのに惹かれました。

舞台は2006年のニューヨーク。
人気俳優のジョン・F・ドノヴァンが29歳の若さでこの世を去る。
ジョンは実は11歳の少年と5年も文通していた。

ドランが当時「タイタニック」に出演していたレオナルド・ディカプリオにファンレターを書いたという思い出にヒントを得たそうです。

ドラン監督の初の英語作品です。
そして、ナタリー・ポートマン、キャシー・ベイツ、スーザン・サランドンと大物女優も出演。
(実はジェシカ・チャスティンも出演していたそうなのですが、4時間とあまりに長編になってしまった為、泣く泣く全カットしたそう。うーん。ジェシカ・チャスティンによくぞ言えたものだ。)

だからかなぁ。
「母と息子」や「孤独」など、ドラン監督のライフワーク的なテーマが描かれていますが、なんか普通の映画になっちゃったなという印象。

最近、コロナの影響もあり、人間も所詮は生態系の生物の一つで、生まれて死ぬだけだという諦念みたいなものに囚われており、孤独なんてどうでもよくね?と思ってしまう。
みんな考えすぎでは。毎日生きていく、それが全てではないか?

選曲や映像はセンスが良くて、かっこよいです。

ジョンを演じたキット・ハリントン、セクシーだなぁ。

そして文通相手の少年を演じたジェイコブくん。
「ルーム」「ワンダー 君は太陽」「ドクター・スリープ」のあの少年です。
天才だなぁ。どうか薬やお酒にはいかないで育って欲しい。

3.5点
https://www.phantom-film.com/donovan/
 

「オズの魔法使い」のドロシー役でスターとなったジュディ・ガーランドの伝記映画。
と言っても、転落後のジュディを描いており、まさに光と影。

ジュディを演じたレネー・ゼルウィガー。
私、好きじゃないどころか、積極的に嫌いなのです。
少しも綺麗じゃないのに、綺麗と言われているのが許せない・・・。
が、本作の演技は認めざるを得なかった。

印象的だったのは、あの天才ジュディ・ガーランドですら、今日は上手く歌えても、明日は歌えるか分からないと不安がっていること。

ところで、レネーがシワシワなので、てっきり50代後半くらいの設定なのかと思っていたの。
それにしては子供が小さいからおかしいなぁとは思ったんだけど。
そうしたら47歳くらいの設定なのね!
いやぁ、さすがにあんなシワシワの47歳はいないでしょうと思うけど、不摂生と薬(精神安定剤や睡眠薬)の乱用ということを表しているのかしら。


3.5点
https://gaga.ne.jp/judy/ 

いくつかの作品が公開延期になっているからか、ディズニーランドなどが休園しているからか、意外なことに若者を中心に本作が当たっています。

私、ホラーは苦手なので、かなり不安を抱きながら観に行ったのですが、肩透かし。
大して怖くなかったし、展開はありがちで先が読めた。

アメリカの大学で民俗学を研究する仲間の1人が、「うちの村で90年に1度の祝祭があるからおいでよ」と誘ってきて、みんなでスウェーデンの奥地に行くですよ。

まぁ横溝正史や江戸川乱歩や三津田信三あたりを読んでいれば、なんで誘われたかピンとくるじゃないですか。

彼らは行ってすぐに衝撃的な体験をするんですが、村を出て行かないんですよ。
携帯は圏外だけど、ここまで乗ってきた車はあるし、物理的にはクローズドサークルじゃないんです。
この村のことを論文に書きたいという心理的なクローズドサークルはあるのですが、私ならあんなの見たら、ソッコー帰るね。
村の人たちもなぜあんなものを部外者に見せるんだろう、アメリカに戻って喋られたら困るだろうに。と思いません?
つまりは帰らせないつもりだなと気付きません?

映像はとても綺麗で、印象に残るシーンがありました。
あとシュールすぎて、エグイんだけど笑ってしまう箇所も。

ところで私史上最恐ホラー映画はコッポラ製作総指揮の「ジーパーズ・クリーパーズ」です。
あれはもう本当に怖い。
どうやったら人が怖がるか、考え尽くされている。


3点
https://www.phantom-film.com/midsommar/


 

島本理生の同名小説を三島有紀子監督が映画化。
島本さん初の官能小説としても話題になりました、主婦の不倫ものです。

点描っぽいというか、映画と言うよりイメージビデオのようで、観客はストーリーの空白を自分で埋めていかねばなりません。
私は原作を読んでいたからまだしも、原作を読んでいない人には、話がよく分からない・・・ということになりそうだなと思いました。
官能部分については、小説の方が過激だったかも。

あまり面白くなかったのですが、妻夫木さんはエロス全開で良かったです。
妻夫木さんは、のび太くんのような三枚目から、今回のようなエロス全開の二枚目まで、作品によって別人のようですね。
一方、夏帆さんは・・・口元が気になります・・・。年々、チンパンジーのようになっている気がする。

以下、私のツッコミ。
あの家の模型、小学生の夏休みの工作レベルで、プロによるものとは思えない・・・。
あの状況、救急車呼ぶか病院に連れて行かないか!?

ま、私ならいくら豪邸でも二世帯になっていない(玄関や台所など水回りが1つ)家で向こうの親と同居しなきゃならないなら、ずうぇったいに結婚しないけどね。


3点
https://redmovie.jp/



 

大手テレビ局「FOXニュース」の人気キャスターだったグレッチェン・カールソンが、CEOのロジャー・エイルズをセクハラで提訴するという実話を基にした映画。

グレッチェンを演じたニコール・キッドマン他、シャーリーズ・セロンとマーゴット・ロビーと大女優の競演となっており、そこは見ごたえあります。

が、脚本も演出も平凡で、期待していた程ではなかった。

一点、モヤっとしたのは、グレッチェンは干されたからロジャーを訴えた訳で、もしあのまま一線にいられたら訴えなかったと思うんです。それって結局、魚心あれば水心ということなのではと。

3.5点
https://gaga.ne.jp/scandal/

全編ワンカット映像という手法をとった本作。

どうやって撮ったんだろうとは思いましたが、やっていることは「走れメロス」で何の捻りもなく、面白くはなかったです。

ただ、目の前に「パラサイト 」と「1917」の脚本があったとして、出来栄えは不問という大前提のもとにですが、「パラサイト 」は撮れる気がするんですが、「1917」はどうやって撮れば良いのか見当もつかないので、そういう意味ではゴールデングローブの監督賞がサム・メンデスだったことは説明がつくかもしれないなぁと。

でもまぁ、そもそも面白くないからなぁ。

ワンカットで撮るってすごいことですが、それが逆に色々なことの足枷になり、面白くならないのなら、本末転倒だなと思いました。

あと、コリン・ファースがどこに出ていたのか全く分からなかったワ。


3.5点
https://www.1917-movie.jp/ 

全く観るつもりが無かったのですが、予告を観たら面白そうだったので観ることに。
結論。
予告の方が面白い。

え?ていうか、ミュージカルなの!?
という程ミュージカルシーンが多く、大したストーリーではありません。
逆に大したストーリーじゃないから、ミュージカルにでもしないと映画的にならないだろうと思ったのかもしれませんが、それは安易だと思うなぁ。

でもまぁ、山崎賢人がかっこ良いからもうそれで良しとします。
私、「氷菓」や本作のようなクールな役の時の山崎賢人がものすごく好きだと気付いた。
(山崎賢人じゃなきゃ3点だけど。)

3.5点
https://wotakoi-movie.com/

予告の方が面白かったなぁ。

「スター・ウォーズ / 最後のジェダイ」のライアン・ジョンソン監督が監督・脚本を手掛けたミステリーもの。

世界的なミステリー作家であるハーランが、85歳の誕生日を迎えた翌日に遺体で見付かる。
自殺かはたまた殺人か。

ハーランの曲者揃いの家族達がだまし合うって、だまし合ってはいないよなぁ。
確かに人間模様はドロドロしていますが、構成やトリックに驚きはそんなに無い。
アガサ・クリスティを読み慣れている人には新鮮さも無い。

まぁ確かにアガサ・クリスティに捧げると謳っているのは嘘じゃないのでしょう。

3.5点
https://longride.jp/knivesout-movie/ 

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