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3点以上

新進のハリウッド女優・イザベラがインタビューを受けている。
イザベラは元コールガールだったことも隠さず、女優になったいきさつを語り始める。

初めて会った客に、コールガールを辞めて自分の将来のために使うなら3万ドルあげると言われたイザベラは、実際にコールガールを辞めて、夢だった女優を目指して舞台のオーディションに向かう。すると、その舞台の演出家こそが3万ドルをくれた客で。

イザベラ、演出家のアーノルド、その舞台の主演を務めるアーノルドの妻、イザベラを好きになる脚本家、脚本家の恋人のカウンセラー、デルタに思いを寄せる売れっ子俳優、イザベラを執拗に追い回す元客の判事、その判事が雇った探偵、たーくさんの登場人物が複雑に絡んでいく様は、御都合主義的な偶然と言う人もいるかもしれませんが、お見事だし、楽しめました。まぁ映画だし、そんな目くじら立てなくても良いじゃないですか、と思う。

台詞が良いです。
みーんな早口で喋りまくるのですが、粋だしオシャレ。

アーノルド役のオーウェン・ウィルソンが、ハマり役です。
そして、ヒステリックなカウンセラー(おまえが一番カウンセリングが必要と言いたくなるような)を演じたジェニファー・アニストンが、本当に嫌な女で良い味を出しています。

プロデューサーに、ウェス・アンダーソンも。
そしてラストにあの人がカメオ出演していて、驚きます。

ウディ・アレンが好きな人は、本作も好きじゃないかなぁと。



3.5点(5点満点)
http://www.myfunnylady.ayapro.ne.jp/

もしヒトラーが美術学校に合格していたら・・・
この台詞、先に公開された『ミケランジェロ・プロジェクト』にもありましたね。

2014年は、『ミケランジェロ・プロジェクト』と本作、同テーマの映画が2作公開されました。
前者はナチスに奪われた美術品を奪回すべく立ち上がった男達の話、後者はナチスに奪われたクリムトによる伯母の肖像画返還を求めてオーストリア政府を訴えた女性の話。
どちらも実話です。

予測可能な展開ではありましたが、色々なことを考えさせられる良作でありました。

「オーストリアのモナ・リザと呼ばれているクリムトの肖像画を、オーストリア絵画館から奪回すべく政府を訴えた遺族がいる」ということだけをニュースで知ったら、私は多分、「金の亡者だなぁ…」という感想を抱いたと思うのです。
でも、なぜ彼女が政府を訴えたのか、そこには理由があって。ドラマがあって。
なんというか、やはり人間にとって一番大事なものは想像力だなと改めて思いました。

ヒトラーは国籍としては元々はオーストリア人だったのですが、父親への反発から大ドイツ主義へと傾倒していったそうですし(父親は大ドイツ主義を毛嫌いしていた)、二度も受験したのに落ちてしまった美術学校を後に弾圧するし、『007 スペクター』を観た時も思いましたが、どんな悪党でも、どんな善人でも、その動機はとても個人的なものでしかないのかもしれませんね。

ヘレン・ミレンが、芯は強く、時にチャーミングなおばぁちゃんを好演しています。
ライアン・レイノルズって、こういう役も演じられるのね。
ケイティ・ホームズが、すっかりおばさんになっていて驚いた。


3.5点(5点満点)
http://golden.gaga.ne.jp/

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